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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

声援を力に。オリックス安達了一選手が戦う難病「潰瘍性大腸炎」とは?

安達了一 難病

日本のプロ野球界では、長嶋茂雄さん、王貞治さん、イチローさん、松井秀喜さんなど数多くの日本人名プレイヤーが活躍しています!現在ペナントレレースも終盤に差し掛かり、優勝争いが激しくなってきていますね。

今年のプロ野球を制するのはどの球団なのか?プロ野球ファンにとっては緊張の瞬間です!

そんな、それぞれの努力と涙の苦悩によって活躍するプロ野球選手の中に、「もう野球ができないかもしれない」という状況から見事復帰を果たし、月間MVPを獲得した選手がいます。

オリックス・バファローズ所属の安達了一(あだち りょういち)選手。

安達選手は今年1月の自主トレ中に体の不調を訴え緊急入院。難病「潰瘍性大腸炎」と診断されました。

潰瘍性大腸炎は、厚生労働省から特定疾患に認定されている難病で、血便や下痢、便秘を繰り返すだけではなく、免疫が低下しやすく、風邪などもひきやすい。入院生活は20日間を必要とされ、体重が10kgも落ちるなど、当初は早くても復帰時期は5月と言われた。

  • 安達了一 (1988年 1月7日生)群馬県高崎市出身
  • 2011年ドラフトで社会人野球チームの東芝から外れ1位でオリックスに入団
  • パンチ力のあるバッティングと強肩を生かした守備が持ち味

安達選手は原因不明の難病「潰瘍性大腸炎」という病気を患いました。あの安倍晋三首相も、2007年当時に首相を辞任した理由は「潰瘍性大腸炎の悪化」と言われています。

では、「潰瘍性大腸炎」とはどのような病気なのでしょうか?

潰瘍性大腸炎とは、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病です。

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。この病気は病変の拡がりや経過などにより下記のように分類されます。

  1. 病変の拡がりによる分類:全大腸炎、左側大腸炎、直腸炎
  2. 病期の分類:活動期、寛解
  3. 重症度による分類:軽症、中等症、重症、激症
  4. 臨床経過による分類:再燃寛解型、慢性持続型、急性激症型、初回発作型

発症年齢も20〜30代と若年成人の方に多く発症。安達選手も現在28歳です。

日本にはおよそ10万人を超える患者がおり、年々右肩上がりなのだそうです。完治が難しい病気なので、腸に負担をかけないように食事も気をつけないといけません。その他、ストレスを溜めないことも大事です。

安達選手はプロ2年目から1軍に定着し、2014年にはフル出場し優勝争いに貢献、2015年には139試合に出場し、オリックス不動の遊撃手として活躍しています。

「今年のオリックスを頼むぞ!」とファンからの期待を受けました。

しかし、安達選手は今年1月に緊急入院となり、「潰瘍性大腸炎」と診断され春のキャンプにも参加できず、開幕にも間に合いませんでした。

ファンの方々からは「大丈夫なのか?」「初めて聞く病名だから心配」と言った声が寄せられたそうです。

20日間に及んだ闘病生活後、2月10日に退院し15日から練習を再開、さらにその後2軍の選手たちと合流して実戦復帰を果たします。

ペナントレースが始まり、オリックスは出遅れて4月12日の時点で3勝9敗。そこへ福良監督は「待ってました」とばかりに安達選手を1軍へ呼びました。

そう、安達選手はオリックスにいなくてはならない存在の選手なのです。その試合には敗れたものの、いきなり3打数2安打と活躍し「まだまだこれからだぞ!」とチーム全体に希望を与えました。

まさに命を削るプレーです。

https://twitter.com/minory1608/status/767598356432429056

過去の実績が良くても怪我や病気で「戦力外」にもなりかねないスポーツ選手。

「野球ができないかもしれない」と語っていた安達選手ですが、7月にはパ・リーグ野手部門の月間MVPをも獲得しました。

突然診断された難病に、安達選手を支えてくれた数々の人。家族や友人、球団関係者やチームメイトはもちろん、何より1番支えになったファンの声。安達選手がバッターボックスに入ると、オリックス応援席から大きな「了一」コールが。

なんと、相手チームの応援席からも安達選手を応援する声がありました。多くの人々の声が安達選手を後押ししてくれているのですね!

https://twitter.com/harada_tyobi_/status/764800660663443457

潰瘍性大腸炎」で大事なのは特に食事療法、刺激物や油物は控えるなどの体調管理が必要不可欠。今後も自らと闘う安達選手の活躍に注目したいものです。

無理をせずに頑張ってください!

オリックス安達、難病からの復活劇を目指して――「同じ病気の人に勇気を」月間MVPはひとつの証【どら増田のオリ熱コラム #82】

via:ベースボールチャンネル

http://bit.ly/2bkWD6t

via:ウィキペディア-潰瘍性大腸炎

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