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消化器系の検査はキツイものばかり!「大腸カメラ」編

下剤をたくさん飲むのが辛いですが、1度は受けてほしい検査です。

以前、胃カメラの検査について語りましたが、今回は大腸カメラについて語りたいと思います。
大腸カメラはたくさん下剤を飲んで、お腹の中を空っぽにしてから検査を受けますが、これがまたキツイのです。

下記は以前書いた胃カメラの内容の記事です。よかったら読んでみてください!

※消化器系の検査はキツイものばかりです…!「胃カメラ」編

※ここでは、僕が受けた大腸カメラ検査の内容を紹介します。それぞれの病院や患者によって、処置の仕方などが異なることがあります。

検査前日は色々と下準備

大腸カメラを受ける前日には下準備が必要で、なるべく消化の良いものを食べることが大事になります。大腸に便が残っていると病変を見つけることが難しいためです。

病院から「検査食」といって、お粥のような食事を処方されると思います。

この検査食を朝、昼、夜と食べて、21時過ぎには絶食をすることになります。そして就寝前には下剤も服用します。水分はお水やお茶などは飲んでも構いませんが、コーヒーとかお酒は控えてください。

検査当日は下剤との戦い

検査当日に病院へ行き、前処置として約2リットルもある下剤を服用しなければなりません。

「マグコロールP」「ニフレック」、そして飲みやすいとも言われる「モビプレップ」といった下剤を服用します。最近では色々な下剤もあるようですが、僕はいつも「マグコロールP」を飲んでいます。下剤の種類については詳しく看護師さんや薬剤師さんに聞いてみてください。

この2リットルもある下剤を約1時間で飲み干さなければなりません。味の感想は人それぞれですが、僕の感想はというと、すごく不味いです(汗)

味はスポーツ飲料水をもっと濃くした味?と表現したらよいでしょうか。

1時間で2リットルもある下剤を飲むなんて、普通のお水でも1時間で飲みきったことはありません。

最初の500mlぐらいはなんとか飲めるのですが、そこから下剤の効果も始まり、お腹がグルグルしてきます。トイレに行って排泄、そして下剤を飲んでまたトイレに行く。これの繰り返しです。

3〜4回ぐらい排泄したら、ナースコールを押して看護師さんに便の状態を確認してもらいます。ほぼ透明な色になったら、下剤を飲むのは終わりとなります。

下剤を飲み終わってからも、なるべく水分を多めに摂取してベッドなどでゴロゴロとお腹を動かしておきます。どんどん排泄すると、検査のときにより良く綺麗な腸の状態で観察できるからです。

下剤であった辛い思い出

僕はクローン病を発症して、何百回と大腸カメラを受けてきました。大腸カメラで1番嫌なのが、この2リットルの下剤を飲むことなのです。

最初に大腸カメラを受けることになったときのこと。そのときは入院中で少しずつ下剤を飲んでいました。だんだんと下剤の味で気分が悪くなり、病棟の廊下で思いっきり吐いてしまったのです。

周りには看護師さんや他の入院患者さん、面会に来た方とたくさんいて、その前で吐いてしまったのです。もうその場は大騒ぎになってしまいました。これがトラウマとなってしまって、今でも下剤を飲むのが苦痛になってしまうのです。

1リットル飲むのもキツく、主治医の先生にも理由を伝えてあるので、
「便が綺麗になったら、全部飲まなくてもいいよ」
と特別にOKをもらっています。

検査はお尻からチューブを入れる

検査準備が完了したら検査室に入ります。検査台に座り血圧を測定したり、眠くなる注射などをしてもらいます。

そして主治医、または技師さんがやってきて検査が始まります。

チューブを肛門から入れていき、大腸を観察していきます。腸に残った少々の便は吸引機などで吸い取っていき、カシャカシャと撮影します。

結構痛いところは、S状結腸など腸が曲がっている場所をチューブが通るときです。
「ちょっと痛いかもだけど、ここは頑張って!」
と先生が言ってくれます。

検査時間は20分〜30分ほどです。注射の影響で眠っていて、
「検査のことはほとんど覚えていない」
という方もいます。

外来で受けた患者は主治医の説明を聞きます。入院している患者は、看護師さんに迎えにきてもらって車椅子で病棟に帰ります。

大腸カメラは大事な検査

消化器系の検査は、
「チューブを入れる 絶食する 下剤を飲む」
と結構大変かもしれませんが、大事な検査の1つです。

大腸がんやポリープ、そして難病にも指定されている
「潰瘍性大腸炎 クローン病」
といった大きな病気も発見できるので、お腹が痛くなくても、健康であっても1回は受診されてみてはどうでしょうか?

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