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初めてお父さんと2人でお酒を飲みに行きました。

悩みや相談ごとを、お父さんと面と向かって話し合いたかった

ここ1ヶ月間、色々なことで考え込んでいました。誰にも相談できずに1人で抱え込み、精神的にも参ってしまったので、初めてお父さんと2人っきりでお酒を飲みながら語り合いました。

家ではあまり家族と話すことが少ない

語ることがない、といっても両親と別に仲が悪いとかではないです。逆に明るく仲の良い家庭です。

テレビでバラエティー番組やスポーツを観ているとき、例えばクイズ番組だったら一緒に答えを言い合ったりしたりと楽しく過ごしていますよ(笑)

プロ野球を観ているときは「今のナイスホームランやったな!」とお父さんが声をかけたりしてくれます。僕はそれに「うん、すげかったね」とか「うん、ナイスやね」といった返事をします。

でも、そこからなかなか会話に発展しないのです。

僕は性格的にあまり人と話さない、黙り込んでしまうことが多いです。それがたとえ家族であっても…。

大体お父さんは仕事に行くのが朝4時と早く、夕方18時ごろに帰って来てお風呂に入り、お酒を飲んでソファーでゆっくりテレビを観ながらくつろいでいます。

仕事疲れもあってか、そのまま寝てしまうことが多いから、「ゆっくり休んでほしいな」と思ってそっとしておいてあげています。

人生、初めてお父さんとお酒を飲みに行った

冒頭でも書いたとおり、僕は最近色々悩みごとを抱え込んでしまっていて落ち込んでいました。

お父さんと家では会話をすることが少ないのですが、たまにチラチラ僕を見ることがあるのです。これにも理由があったので、後でお話しますね。

家だとテレビがあったりするからゆっくり話せない。だったら場所を変えたら気軽に悩みごとを吐き出せるかな? と思って、お父さんに、

「2人でお酒を飲みにいかん?」

と照れながら聞いてみました。

そしたら、

「うん、いいよ」

とOKしてくれたので、日にちを決めて2人で初めて居酒屋へお酒を飲みに行きました。

お父さんは僕を心配して見てくれていた

「かんぱーい!」

とビールと焼き鳥を堪能しながら、お父さんの目を見て語り合いました。

お父さんといっても、人生の大先輩です。僕よりも色々なことをたくさん経験しているし、人生のこと、社会生活のことも詳しいです。

そこで、上に書いたことを聞いてみました。

「たまにチラチラ僕を見るよね?あれなんなん?」

と。そしてらお父さんは、

「お前の表情を見たら、何かあったか大体分かるんよ。最近落ち込んでいたから、後で母さんにお前の様子を聞いていたんだよ」

と僕のことをものすごく心配してくれていたのだそうです。

「お前があんまり語らんから、心配しとったんよ」

それを聞いて、思わず泣いてしまいました。
「両親にもたくさん心配かけていたんだな…」と。

色々悩みごとや普段聞けないことを3時間ぐらい語り合い、最後にお父さんは、

「お前がお酒に誘ってくれたことが、本当に親として嬉しかったんよ!ありがとな!また行こうな!」

と肩をポンポンと叩いてくれたことで、

「本当に良いお父さんで嬉しかった」

と改めて思ったのです。

翌日、お父さんは会社の飲み会だったそうで、職場の後輩に、

「昨日、息子が初めてお酒に連れて行ってくれたんよ。それが嬉しかったわ」

と酔い潰れるほど、楽しく語ったのだそうです。

僕もお父さんと2人で語り合えたおかげで元気を取り戻せて、一生懸命仕事を頑張って前に進んでいます。

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