いつもよりも少し掘り下げた音楽の聴き方のススメ
普段からよく音楽を聴いている人は、各々好きなミュージシャンがいると思います。では、その好きなミュージシャンが影響を受けた音楽やミュージシャンまで掘り下げて聴いたことがありますか?
ざっくり
そこまで掘り下げることで見えてくるモノ
みなさんが好きなミュージシャンにも好きなミュージシャンが必ずいて、そこから受けた影響を自分のフィルターに通すことで、新たな音楽が生まれます。
例えば菅野よう子氏は素晴らしいと思うけど、氏の曲ばかりを勉強するより足跡、つまり氏が惚れた音楽を勉強しないと、サウンドの真はずっとブラックボックス。「この時はこのコード」的な表層理解で終わる。
どの音楽家にも言えるけど、尊敬する音楽家の源流、そして原液の濃さを知るって大事よね。— かわべの法則が乱れる! (@shotacomp) 2019年1月16日
好きな曲やアルバムがより一層好きになる
好きなミュージシャンの好きなミュージシャンを聴くことで、自分のお気に入りの曲、アルバムがどうやって出来たかのバックボーンがなんとなく見えてきます。それらをパズルのピースのようにつなぎ合わせていくと、いつも聴いてる曲の新たな一面に気づくことが出来、より一層好きになるなんてことがあります。
イマイチだった曲やアルバムの印象が変わるかも
好きな音楽がより一層好きになるような事もあれば、それまでイマイチピンとこなかった曲やアルバムも、バックボーンが少しでも見えてくると、ガラッと印象が変わって「実はすごく良いじゃない!」となることもあります。
気に入らなかった理由の例として、それまでとは違うスタイルの音楽を提示されたことの違和感から気に入らなかったという経験があると思います。そういう楽曲も、好きなミュージシャンの好きなミュージシャンを聴くことで得られるバックボーンを知ることで、印象が変わるかもしれません。
僕はこの方法で、評価が180度変わった楽曲やアルバムがたくさんありました。
個人的に印象がガラっと変わった作品例
・Down
PANTERA、EYEHATEGOD、Crowber、Corrosion Of Conformity、アメリカ南部のヘヴィミュージック界を代表するメンバーで結成されたスーパーバンドです。
確か10代の頃に、PANTERAのメンバーが在籍するサイドプロジェクトバンドということで試しに聴いてみました。けれど当時の僕には、このミドルテンポ中心の泥臭くて渋い、アメリカ南部のヘヴィメタル特有のサウンドが全く理解出来ませんでした。その後、このバンドが影響を受けたバンドや、各メンバーの本業バンドを一通り聴き漁りました。そして改めて聴き直すと、最初に聴いた頃とは180度印象が変わり、今ではお気に入りのバンドです。
好きなミュージシャンの好きなミュージシャンの探し方
- インタビューなどの発言から出てきた名前をチェック
- ライブ中などで来ているTシャツに書かれたバンド名をチェック
- カヴァー曲の元ネタをチェック
こんな感じでヒントは転がっています。この中だと「カヴァー曲の元ネタのチェック」が一番探しやすいと思います。たまに想定外の名前を挙げたり、Tシャツを着ていたり、カヴァー曲の選曲を発見すると「えっそんなのがお好きなんですか!?」とワクワクします。
探すのも聴くのも簡単になった時代だからこそ!
近年、音楽のストリーミングサービスが随分普及してきたことで「探す→聴く」までの工程が昔よりはとてもやりやすくなりました。こんな時代になったからこそ、ちょっと掘り下げた音楽の聴き方をしてみませんか?思わぬ見聞の広がり方をすることも大いにありえますよ。
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