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2019.08.10:フリーペーパーVol.41発刊!

家族で初の大学進学となる長兄長姉に贈る言葉

家族初の大学進学となる受験生が入学前に知っておくべきこと

大学受験が始まります。無事に入試に合格して大学生活を送る学生の中にも、さまざまな家族構成があるでしょう。同じ18歳の受験生でも長男長女で1番上の子もいれば、末っ子もいるはずです。

兄姉がすでに大学生または大卒の社会人の場合、受験勉強のコツや合格後の手続きに関するノウハウ、学生生活を送る上で気をつけるべきことに加え就職活動に必要な心構えなど、数々の貴重な情報があたりまえのように入ってきます。

これはとても大きなアドバンテージで、学生生活の4年間を有効に活用すれば、成績や就職先の面で大きく差を付けることもできます。

1人目の子どもは自分ですべての知識を開拓

書店に行き勉強用の参考書を買うにしても、長男長女は良い参考書に関する知識がゼロの状態から選ばなくてはなりません。買った後も、自分の選んだ本が良い選択だったのか評価してくれる人もいません。

受験大学の選択も、高校の先生と相談はするものの、時間をかけてじっくり話し合う時間が担任とそれほどあるわけではありません。

したい仕事があるならそのためにどの学部を選べばいいか、今の私なら受験で志望校に迷う高校生に教えることもできるかもしれません。

そのために、どの大学にこのような良い先生がいて、選抜試験が有利になるから偏差値が同じならこちらの大学を選んだほうが有利、などの説明もできるでしょう。しかし、両親が大学未進学者だと、そのタイプの質問に答えることは難しいだろうと思います。

分からない自分を責めない

自分が、他の学生に比べ頭の良し悪しではなくノウハウ的なものに疎(うと)いとか、学生課では職員にこの程度まで要求してもいい、などのことがらについて知らないからといって、それを自分の不勉強のせいにして自分を責める必要はありません。

学歴の高低で人の価値をはかることなどあってはなりませんが、たまたま家族に詳しい人がいなかったために要領が悪くなることは、そういうものとして割り切っておいた方がいいでしょう。

その差は、頑張って情報を集め、自分なりに努力することで主体的に縮めていけばいいのです。

無知は無視して自分の足で進む

大学生活をどう過ごすかということについて、両親や兄姉が高等教育を受けていれば助言を受けることもできます。実際に大学から新卒で就職活動を行った家族がいれば、自分の就職を有利に進めるための情報を得る機会も増えるでしょう。

知識量の水準

私自身は長男で1番上の子どもでしたから、大切に扱われながらも親は手探りの子育てだったろうと思います。今思えば、大きな子どもを持つ大人なら普通は知ってるだろうと思えるようなことでも、両親はあまり知識の多い人ではなかったと、自分が親と同じ年齢になった今、感じます。一方、知識だけは豊富に身に付けていた高校生の私は、どれだけ説明しても単語レベルから一向に話が通じない親にイライラと腹を立ててばかりで大変だったろうとも思います。

理解されないことを嘆くな

これから家族唯一の大学進学者となる長女長男が、将来に向けて前向きに生きるため頭に入れておくべきことは、人生は必ずしも誰もがみんな同じスタート地点に立てるわけではないということです。

一人ひとり、いびつな差があるのは当然で、しかしそれは長期的な視野に立てば人生の決定的な違いになるわけでもありません。親だって、一人目の子どもは情報不足のなか試行錯誤して育てているのでしょう。

大学入試を目前にした今になって、急に慌てても抜本的な改革など望めないかもしれませんが、「自分は誰のせいでもない若干の不利を負っているけど、その逆境を生かすも殺すも自分次第だ」との強い覚悟を持って、4年後には誰にも負けない豊富な処世術と知識を身に付けた、強い社会人になることを目指してください。

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