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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

障がいのある学生向け就職情報サイト開設!就職率upに期待

55.7%という障がいをもった学生の就職率

2017年度の障がいをもった学生(大学・短大・高専)の就職率は約55.7%(障がいをもった学生の卒業者数は4,021名。そのうち就職した方は2,241名:日本学生支援機構調べ)。障がいをもった学生の就職率、あなたは高いと思いますか?低いと思いますか?ちなみに、学生全体(大学・短大・高専)の就職率は98.2%(文部科学省調べ)です。

障がいをもった学生への就職面での配慮は、各学校で就職説明会などを開催することでされているとは思います。しかし、55.7%という就職率をみると、まだまだなのかなとも思います。

『マイナビ2020チャレンジド』12月3日OPEN

総合就職情報サイトを運営している株式会社マイナビが、2020年以降に卒業予定の障がいをもった学生のための就職情報サイト『マイナビ2020チャレンジド』を2018年12月3日にオープンしました。

66%の学生が就職情報サイトを利用

障がいをもっている学生の65%が一般枠、76%が障がい者枠で就職活動を行い、そのうち41%が一般枠と障がい者枠を並行して行っていたとのこと(マイナビ調べ)。また、66%の学生が就職情報サイトを利用したこともわかったそうです。

「障がい者 学生 就職情報サイト」で検索したところ、純粋な障がいをもっている学生向けカテゴリーをもっているサイトは「WebSana(ウェブ・サーナ)」しか見つかりませんでした。今まではほとんどの学生がこのサイトで情報を得ていたことが想像できます。

採用情報公開は2019年3月1日以降

障がい者コースがある企業や障がい者を積極採用している企業などの採用情報は、2019年3月1日以降に掲載予定とのこと。

企業検索はもちろん、企業からどのような配慮を受けられるか「障がいへの配慮」で検索できる他、企業の雇用実績を障がいの内容で検索できるので、「自分に合った職場環境なのか」「自分が活躍できる会社なのか」など、考える助けになるかと思います。

障がい者のための就活お役立ち情報

現在サイト上には、就活に対する不安を解消するための準備コンテンツがアップされています。

就活お役立ちのカテゴリーでは…
「障がいをもつ学生のための就活なんでもQ&A」
「就職活動で障がい者手帳を使う?使わない?」
「自分の『障がいマニュアル』を作ろう!」
「先輩たちの就活体験記」

Webセミナーのカテゴリーでは…
現在、一般社団法人プラスハンディキャップの代表理事を務める佐々木一成氏の『就活生のための障がい者雇用まるわかり講座』を視聴することができます。今後、インターンシップ説明会や就活準備講座の録画版を視聴できるようになるそうです。

障がいをもっているからこその不安が、何かしら学生にはあると思います。これ知りたい!と思える項目がコンテンツの中にあると、その不安がひとつ消えることになるのですごくいいなと思います。今後コンテンツが充実してくると、もっともっと多くの学生の不安を払拭してくれることでしょう。

合同企業説明会『マイナビチャレンジドセッション』

2019年3月5日(火)東京ドーム プリズムホール(東京・水道橋)にて、直接会って話せる就職イベント『マイナビチャレンジドセッション』が開催されます。

チャレンジドセッションとは

障がいのある学生と企業の出会いをつくりだす合同企業説明会であるマイナビチャレンジドセッション』。今回が初開催だそうです。

1日で多くの企業が比較でき、多くの人事担当者とも出会うことができます。また、採用担当者とじっくり面談ができるので、会社の様子を聞けたり、自分をアピールする機会になるかもしれません。就職スクールもあるので、就職活動での不安や悩みを解決できる学生もいることでしょう。

出展予定企業は

現在出展が決まっている企業は、NTTコムウェア、大塚商会、オリックスグループ、産業経済新聞社、JTBグループ、ソフトバンク、大和証券、富士通、マイナビ、森永乳業です。個人的には、「ショートタイムテレワークの取り組み支援の実証実験」をおこなっているソフトバンクが気になります。

障がいをもった学生の就職率upとともに

2018年4月から企業の障がい者法定雇用率が2.2%に引き上げられました。また、中央官庁や地方自治体による障がい者雇用水増し問題がニュースや新聞で今も大きく取り上げられていることから、障がいをもった学生の就職率upは間違いないでしょう。問題はその先です。就職した学生の定着率、そして、やりがいある仕事が行えるかどうかです。

学生自身が自分の適性を活かした就職ができるような助けを今回開設した『マイナビ2020チャレンジド』には担っていただきたいと思いますし、とても期待しています。

多くの職種から選択ができる、自分が活躍できる場所を見つけられる、やりがいのある仕事ができる、長く仕事が続けられる…。障がいをもっていたとしても、もっていない人と同じくらいの選択肢があるよといえる世の中になってほしいですし、誰もが仕事に対する希望をもつことができる時代が早く来てほしいとも思います。2020年、マイノリティが注目されるこの年に、大きく日本が良いほうに動くといいですね。

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