薄毛で悩まれていた方々へ朗報です!
どんな育毛剤を使っていても発毛しなかったという方に朗報です!
2018年6月4日、理化学研究所などの研究グループが発表した、髪の毛を作り出す毛包(もうほう)という器官を人工的に大量に作る技術。
グループによると、20日ほどで、髪の毛1万本に相当する5000の毛包を作り出せるとか。7月からは動物を使って安全性を確かめる試験が始まっており、早ければ再来年(2020年)にも実用化したいとのことです。
理化学研究所が6月、再生した毛包器官の安全性を確認する試験を実施すると発表。iPS細胞を使った毛髪再生に加え、さまざまな切り口で脱毛症を再生医療によって治療する取り組みが続けられています。最前線の研究を紹介します。
IPSから頭皮注射まで ここまで来た毛髪再生医療https://t.co/9B8U0haHI5 pic.twitter.com/OspK7MUIQd— 毎日新聞 医療プレミア (@med_premier) 2018年9月12日
髪の毛の基本的なメカニズム
髪の毛の毛周期は、「生えて→抜ける→生える」という周期を持ってます。毛周期(ヘアーサイクル)とは髪の毛が成長して抜け落ちるまでの一定の周期のことです。
健康な人ならば、成長期が2年〜4年程度、退行期が1ヶ月程度、休止期が5ヶ月程度と、合わせて1000〜2000日の毛周期を繰り返しています。
毛包を人工的に大量につくる方法
人の頭皮にある3種類の細胞を取り出して増やし、更に専用の特殊な機械で3種類の細胞を一緒に培養することにより 毛包を大量に作り出すことができるようになりました。
まず「男性型脱毛症」を
研究グループが、まず治療対象としたいのが男性型脱毛症とのこと。日本人の10人に1人が男性型脱毛症で悩んでいるといわれています。男性型脱毛症は思春期以降に始まって、生え際や頭頂部の毛が次第に細く短くなって薄毛となることが特徴です。
薄毛や脱毛は、人々の生活の質に大きな影響を与えます。そのため、髪の毛に関する社会的な関心やマーケットは非常に大きくなってきました。
脱毛症の治療においても、様々な方法が存在していますが、根本的な治療は難しいものでした。
2020年にはぜひ実用化を
今後、理化学研究所・オーガンテクノロジーグループ・京セラなどのチームが、マウスの臨床を経て、人への安全性が確認されれば、2020年には実用化したいとのことでした。診療は当面、保険適用外(自由診療)との事で、治療代はまだまだ高価なものになってしまうかもしれませんが、今後が楽しみです。
今回の毛包移植が可能になると、薄毛の悩みのある方々から多く感謝の声が届けられるでしょう!
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