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2018.11.10:フリーペーパーVol.32発刊!

今を生きる全ての人に届け 星野源さんの『アイデア』

今や大人気の星野源さん。本人はもちろん、彼の作った曲を聞かない日はありません。
タイアップしたドラマや映画は大ヒットととなり、初の冠音楽音組である『おげんさんといっしょ』は放送中、関連ツイートが世界トレンド1位を獲得しました。

 

そんな自分も、ファンの1人です。毎週欠かさずラジオを聞き、新曲『アイデア』も もちろん配信日になった瞬間にダウンロードしました。
朝ドラ『半分、青い。』で毎日流れ、「おはよう 世の中」という歌詞から始まる爽やかな曲に前々から話題となっていた、この『アイデア』という曲。とにかく、凄いんです!!!

「陽」と「陰」。2つの表現に込められた『アイデア』

星野源さんの曲といえば、口ずさみたくなる軽快なテンポに、暖かさの中に日常の陰を潜めた歌詞が特徴ですよね。歌番組などで笑顔で歌っているイメージそのままに、前向きな曲が多いように感じる人も多いのではないでしょうか。
『アイデア』も、いつものステップを踏みたくなるような軽やかなリズムと共に、朝にピッタリな歌詞で進んでいきます。
ところが2番に入った瞬間、その印象はがらりと変わります。

新曲が出ると、毎回ラジオで曲の解説をしてくれる星野さん。
『Family Song』では、「これから増えるであろう同性婚や、パートナーや仲間との暮らし、または結婚を選ばずに生きる、新しい「家族の形」を、従来の家族を歌った曲調で描きたかった」と、おっしゃっていました。
『恋』は、踊りたくなるような曲を、『ドラえもん』では遊び心と「ドラえもん」という作品にリスペクトを込めて、『アイデア』は日本一有名なドラマに使われるので名刺代わりの曲にしたかったと、おっしゃられていました。

簡潔にまとめると
1番:陽の曲。 『SUN』以降の星野源さんの代表曲そのままのイメージ。
歌詞の所々に、今までの歌詞や曲のタイトルが入っているのも楽しみの1つ。
生演奏で奏でられ、「星野源だ!」と分かるエッセンスが、あちこちに散らばっています。
2番:陰の曲。 「これからやりたい音楽」を表現。
1番の曲調に対して、ぐんと落ち着いた曲調に変わります。シンセサイザーで奏でるR&Bのリズムに乗って描かれるのは、生きていく上での辛さや、やるせなさという「陰」の歌詞。『SUN』以前の曲の雰囲気にも通じるものがあります。
そうして続く、弾き語りパート。
1番が「今までの音楽」、2番が「これからやりたい音楽」と続いたので、自分の原点で歌いたかったのだそう。
最後の大サビ:未来に続く音楽。
これからの「星野源」に期待が込められた陽の曲になっています。星野さん曰く、音楽番組でよく観られる「こんばんはー!星野源でーす!」の雰囲気で作った、とおっしゃっていました。
「コレが星野源です。過去の、未来のアイデアです。」という思いで作られたのが、『アイデア』なのです。

「終わり」と「始まり」。裏表の表現に込められたMV

解説を聞くまでは!と、MVを観るのを我慢していた自分。
そうして、いざ解説を聞きMVを観たら…

泣きましたよね。 号泣です。

MVでは、アルバム『YELLOW DANCER』以降に使われたテーマカラーを背景に歌う星野さん。
わたしが特に好きなのが、2番と弾き語りの歌詞です。
特に2番の「生きて ただ生きていて…」のくだり。
この一文で、生きていく上での辛さや苦しさ、やるせなさ。と、同時に、人間の持つ美しさや強さ、したたかさも描かれていて衝撃でした。そのシーン、MVでは逆光で映されて表情が見えないのが、また良い!
そして、そこから続く弾き語りパート。
世界は音で満ちあふれているけれど、結局1番美しく強いのは、自分や大切な人たちの鼓動の音。ギター1本で絞り出すように歌う、その歌詞に毎回心震えます。

人が産まれ、育ち、人生の岐路に悩み立ち止まり、そしてまた、今生きている喜びを描いている。
初めて聴いた時、コレは人生の歌だ!と、感じた自分。歌うのは星野源さんでも、自分や誰かの、聴いている人全ての人に共通する、生きていく上で産まれる感情の1つ1つを描いている。そう思ったのです。
と同時に、例えば実家を出る日に、結婚式に、子どもが産まれた日に、人生を終えようとしている時に、「人生の転換期」に聴きたい曲だな、とも思いました。
なので、MVで喪服を着て楽しそうに歌い演奏し、踊っている姿を観た瞬間。何て愛しい音楽を作ってくださったのだろう!と涙してしまった訳です。

MVのテーマは「今までのアイデアの供養と始まり」
新しい星野源ワールドに向かって、伸びやかにカラフルに踊りながら描かれているシーンの数々は、何度観ても飽きない作りになっています。
ちなみに、今回のダンスの振り付けを担当したのは三浦大知さん。
葬儀における一連の動作が分からないように振り付けられているそうですが、わたしが分かったのは骨を拾う動作のみ。ダンサーって凄いね…!

MVでは星野源さんやバンドメンバー、ダンサーの他に、スタッフの姿がチラホラ映っているのが、また良いです。
ダンサーを見守る三浦大知さんの真剣なまなざしや、サッとセグウェイなどの小道具を用意するスタッフの姿や手。最後に映るエンドロールも、また素敵!
そこには、生きていく上では必ず誰かの助けが必要で、1人だけの人生ではないことが描かれているように感じます。
個人的に、大サビを歌っている時にバックバンドの皆さんが交差して通り過ぎるのも、それぞれの人生を表しているようで好きです。
そうして何色にも染まっていない白い壁の前で歌い、これまでのカラーを通り過ぎ、最後の銅鑼を鳴らす瞬間!
新しい1歩を踏み出す瞬間に感じられ、シャキッとさせてくれます。

星野源さんのオールナイトニッポンは、火曜25:00~放送です

朝ドラに出演されていた頃から星野源さんは知っていたけれど、わたしがファンになったのは『SUN』を出された頃に出演した、某音楽番組からなんですよね。
そこでは自分の過去を語った上で「人生を楽しみたい!」と悩み考えて、音楽や演じることに道を決めた、とおっしゃっていました。

彼のラジオも大好きで、特に好きなのが放送作家である寺坂直毅さんとの絡みです。
以前、寺坂さんを『○ツ○の知らない世界』で紹介したい!と、彼について延々と熱く語る回があって。
その時に話された寺坂さんの学生時代が、人によっては痛いと思われそうな過去だったのです。でも、その話を星野源さんは「面白い!」とおっしゃっていて。

「今の時代、SNSなどですぐに繋がれて。もちろん良いことなんだけど、それにも繋がれない人は必ずいる。
寺ちゃんも僕もそういう人なんだけど、そういう人って何してるかって、自分の好きなことをただ楽しんでるんだよね。寺ちゃんは、そうやって好きなことを続けていたら、それが仕事になっちゃって。それって、きっと色んな人たちに勇気を与えると思うんだよ。だから、もっとみんなに知って欲しいんだよ」。

と、力説していました(自分の記憶で書いているので、実際の言葉とは多少変わっているかもしれません)。
その時に初めて、彼は人の良いところを見つけられる天才なのだと知りました。
そして寺坂さんも、ご自分のことをキチンと伝えられる素敵な方なんだな、とも。

自分自身、あまり楽しい学生時代を過ごしておらず、それがコンプレックスの1つでもありました。
でも、もしかしたら星野さんのように「何それ!面白い!」と言ってくれる人が現れるかもしれない。そう思ったら、バカにされそうで言えなかったことも、伝えることは良いことなのかもしれないな、と思えたのです。

結局、自分の人生を楽しくさせられるのは、自分だけなんですよね。
多分、自分はこれから先、家族や友達と時に楽しみながら、嬉しい時や悲しい時にこの曲を聴いては、うんうん うなづいて生きていくんだろうなぁ。
改めて、『アイデア』という曲を聴ける今の時代に生まれて、本当に良かったなと、しみじみ思いました。

とまぁ、ちょっとしんみりさせてしまいましたが、わたしが伝えたいのは、ただ1つ。
星野源さんの『アイデア』。
聴こうぜぃ!

そして、なんと!ただ今『アイデア』宣伝用トラック、アイデア号が全国走行中!
鹿児島は9/16、鹿児島中央駅周辺を走行予定とのこと!
みんな!見ようぜぃ!!
※リスナーさんには分かるネタ