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2018.10.10:フリーペーパーVol.31発刊!

あの頃、あなたが聴き続けた曲は、今、あなただけの懐メロに。

世間の懐メロと自分の懐メロ

テレビ番組で、よく懐メロ特集がされますよね。親は知っているけれど、自分はよく知らない歌。サビの部分は聴いたことがあるなーという感覚がするくらい。でも最近は私にとっても懐メロだなあという曲が増えてきて、こういう風に月日は過ぎていくのかなと思ったりもします。

自分の人生の中に刻まれた懐メロ

しかし今回語りたいのは、時代でいう懐メロではなく、自分の人生でいう懐メロです。
例えば、通学の時にずっと聴いていたなとか、これを聴いて勉強をしていたなとか。極論、目覚ましの曲がこれだったなとか……。
要するに思い入れのある曲です。たまにそれがラジオで流れてきたり、ミュージックプレーヤーのシャッフル機能で流れてきたりすると、なんだか不思議な感じがしませんか?

あの頃こんなことを思って聴いていたとか、これが支えになっていたとか、感覚が遡るような感じです。

私の場合は体調が悪くなった最初の頃に、何もすることがないし、そもそも何も出来ないので、ひたすら音楽を聴いていました。そうしたら、今になってその頃の曲を聴くと、あの時はこれだけ苦しかったんだ。と思い出します。
でも、それが逆に作用して、その頃に比べたらこれだけ元気になれたんだという気持ちにさせてくれます。

音楽と思い出

昔の風景や出来事が、今体感しているわけではないのに、タイムスリップしたように感じる。歌ってみようと思えば、何年も月日は経っているのに歌詞を覚えていて歌うことが出来る。

音楽はそんな形で思い出の欠片になります。みなさんは何が思い出の曲だと言えますか?たくさんあると思います。私ももちろんそうです。しかしそれらは大抵、今は聴いていない曲なのではないでしょうか?
それはきっと、今でも聴いている曲は現在進行形で、まだ過去になっているわけではないからだと思います。当たり前ですが、過去こそが思い出なのです。

けれどまたこれから幾年かの時間が経って、今聴いている曲が、これは懐かしいと思う日がくるのかなと思うと、なんだか寂しいような気持ちにもなりますが……。

形の無い思い出を、形の無い音楽で。

音楽は、思い出と語れるものの中でも、分かりやすいものだと思います。けれど、思い出を感じる手段として、写真や動画もあります。
それらはピンポイントで過去を蘇らせますが、音楽の場合は「あの頃」にまた迷い込んでしまったような感覚に私は陥ります。
だからといって、それは不愉快なものではないし、ある意味「懐メロ」を超えてくるように思えます。

みなさんも音楽を聴くことで、忘れかけていたことが溢れてくることがあるのではないでしょうか。
音楽はいつまでも色褪せません。消えることもありません。

過ぎ去った時間を感じるのは切なかったりもしますが、それこそが重なり合った思い出で、それを思い出させる音楽は懐メロだと言えます。
その記憶の中身はぼんやりしているかもしれません。けれど写真や動画よりも、音楽のほうが懐かしいあの頃の気持ちを思い出させるように私は思っています。あなただけが知る、懐メロは何ですか?