その読み方は、いかに!?
鹿児島の人にとって、おなじみの黄色い袋。
桜島が噴火し、街が灰色に染まると、ポストに束でガツッと入れられているあの袋。
鹿児島人でも名前を知っている人は少ないのではないでしょうか。
(わたしは読めませんでした。)
その名も「克灰袋(こくはいぶくろ)」!
今回は、その克灰袋をフィーチャーしたいと思います。
1度降った灰は水で流せない
灰は水を含むと泥のようになり、洗い流すと排水溝が詰まる恐れがあります。
そのため、掃いてまとめなくてはならず、その袋が必要になるのです。
まずは、この鮮やかな黄色を見てください!
別荘に新しい克灰袋入ってた。
掃わいても降りてし止まむ桜島 pic.twitter.com/RI1F8mYbk0— ぷが@【唐湊会】 (@p_u_g_a) 2018年7月25日
「非売品」の文字に謎の特別感と、有りがたみがこみ上げます。
一定量以上の灰が降ると、ポストに入る克灰袋。
配布以外にも地域福祉館、市役所本庁や各支所、市民サービスステーションでも袋は受け取れ、レジ袋を2枚重ねて代用も可能とのことです。
※克灰袋はゴミ袋として使用は出来ません。
克灰袋を誰かがポストに入れてくれる瞬間を見たことがなくて、いつも隠密みを感じて厨ニ心がうずくけど、
多分普通に市の職員さんとかボランティアの方とかなのかなーありがとうございます🙏✨✨— George/お仕事中低浮上 (@2435George) 2018年7月25日
そして、袋にまとめた灰は、宅地降灰指定置場(降灰ステーション)に置いておくと、業者さんによって回収されます。
巡回は月に1度以上で曜日などは決まっておらず、収集された灰は埋め立て処分になります。
克灰袋、あれこれ
鹿児島市では克灰袋と呼ばれていますが、霧島では集灰袋というそうです。
昨日、桜島がまた噴火した。今年に入って100回を超えるという。火山灰を処理するのも大変だと思う。ところで、火山灰用のゴミ袋、形は同じだが、新燃岳を抱える霧島市では普通に「集灰袋」だが、鹿児島市では「克灰袋」と名付けられている。降灰と克灰、日常なんだろうな。https://t.co/1JotnD7jvv
— どすこい (@kokorog) 2018年6月16日
他の県にも、このような袋があるのでしょうか。
しかし、やはり珍しいようで、克灰袋はグッズ展開もされていました。
なんと!克灰袋手拭いがラスト一枚。
あとは現地、桜島での販売しかありません~。
#てぬけっと pic.twitter.com/ZSnUQ5rE6C— TENcho-P(温順人鳥工房) (@onjunpen_koubo) 2017年7月8日
克灰袋缶バッジ – 桜島オンラインショップ https://t.co/DhGBB0uhHq
— 今昔 (@kj_wort) 2017年8月25日
黄色と黒の組み合わせが目立ち、かわいいです。
#光神戦士エクス 楽しかったです(^-^)。
克灰袋ウケました(^-^)。
明日、仕事あるので4枚だけアップします。 pic.twitter.com/VeQxaJkwDi— イグアナ (@igana2199) 2016年5月14日
レンジャーものにも出演…?!!
灰に注意しつつ、これからも克灰袋とともに
生まれも育ちも鹿児島のわたしは、桜島が大好きです。
散歩がてらゆったりと眺めるときもあり、鹿児島に住む人にとって桜島はとても身近な存在でしょう。
…だが、しかし!
いくら経験していても、街中がグレイに染まるのは困りもの!
洗濯ものは干せないし、出掛けるのも億劫。
特に電動車椅子に乗っていると、灰でコントローラーやバッテリーが故障しないか心配になります。
ここは九州地方の最南端!
パワフル全開 桜島!
油断してるとすぐ灰ふる!
みんなに見せたい俺のバイブル!
展望台に行けば 石めっちゃふる!
宿を提供 霊がでる!— 柑橘 (@KNKDDP) 2018年7月24日
え?霊??
霊はともかく…連続的に灰が舞うと、「桜島さん、落ち着いてくださいっ!!」と懇願したくなるものです。
そんなときに配られる克灰袋。
思いはみな同じですよ…と励まされるように感じるのは、わたしだけでしょうか。
これからも雄大な桜島に力をもらいながら、わたしたちは過ごしていくのでしょう。
だけど、桜島さん。噴火はほどほどにお願いしますよ!
ランニング・灰ッ! 流向:西 噴火 2018年07月17日13時36分
— 桜島噴火告知Bot (@vl_sakurajima) 2018年7月17日