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2018.11.10:フリーペーパーVol.32発刊!

西日本豪雨災害直後の今だから、注意すべき情報の氾濫

災害のたびに主張を強めるSNS、重要とされる情報管理

今回に限らず災害が起こると、大量の情報がやり取りされ、有益も有害も問わずネット上に流れます。

私たちはそれらの情報を取捨選択するわけですが、一つひとつの情報の真偽を正しく確かめられる者は多くはいません。

現地情報、支援物資の配置状況、さまざまな支援提供者個人や団体に関する情報、賞賛や中傷の声などがネット上に氾濫します。

この現象は、災害時に舵取りされるべき一つのカテゴリーとして、解決の待たれる問題です。

エアコン配備理由など、二転三転するさまざまな意見

災害時、非難して復旧を待つ人々を悩ませるものに、情報の氾濫があります。

エアコンが配備された理由

豪雨災害にともない、ある個人のツイッターが話題になりました。被災地に安倍首相が訪問することを理由に、優先してエアコンが設置された、との内容です。

当然ながら根拠のないツイートで、経済産業大臣、防衛省は、ともに否定しています。日本全国が猛暑に襲われるなか、西日本は特に酷暑となっており、熱中症や不衛生からの体調不良が心配されています。

しかし現在は、防衛省が自衛隊の空輸でエアコンを配備し、仮設風呂も少しずつですが整いつつある状況です。

ツイッターという手軽な自己主張

ツイッターのつぶやきは、共有も拡散も返信もできます。容易に扱える上に匿名性も維持できるため、内容に責任を持ってつぶやく人の方が少数のメディアです。

手軽なうえに情報拡散のうえで最速となる手段がツイッターといえるでしょう。SNSによる情報共有力は高く、現代を生きる私たちは多くの情報をツイッターから得ています。その他のSNSやネット上の情報サイトなどからも、何らかのルートを経由してツイッターの情報を手に入れることもできます。

災害時に情報社会人が持つべき意識

ひとり歩きし始めた情報が、ネットに上がった瞬間どれほど怖い存在になるか、知っておく必要があります。

いったん出した情報は取り消しできない

SNSの一種として広く普及しているLINEで、自分の出したメッセージに後悔したことのある方も多いのではないでしょうか。

最近は削除できる機能も生まれたようですが、LINEなら1対1の会話に限定され、その相手1人が読む前なら読まれる前に削除することも出来るかもしれません。

しかし、世界中に閲覧者が存在する一般のインターネット環境に置かれたツイッターでは削除という行為は意味を持たないでしょう。削除したところで何らかの痕跡は残ってしまいます。

便利なものほど恐れを持って慎重に

賢明な大人なら、情報の持つ恐ろしさは知っているはずです。

災害時の情報ならなお一層、慎重に慎重を重ねて発信するべきです。情報によっては人の命がかかっているわけですから、発信は自信を持って有益と思える情報に限定し、自信のない知識は黙っておく方が賢明です。

情報氾濫を避けるため必要とされるツイッターマナー

この時期、広く大衆に必要とされるであろう内容を想定して、各マスコミを中心に情報が提供されています。

それと同時に、個人的な情報発信もTwitterなどを中心に行われるのが、現代です。
人によっては大衆向けのマスコミュニケーションより、個人からの発信であるツイッターを中心に好んで情報収集する人もいるでしょう。

たった一言のツイッターが、人を救うこともあれば人を命の危険にさらしてしまうこともあるでしょう。

情報拡散のスピードが劇的に上がった現代に生きる私たちは、災害状況を伝える多くの情報をコントロールしなければなりません。

発信すると同じくらい「黙っておく」ことも、情報のうねりをコントロールするための有効な手段、となるのかも知れないのですから。