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てるてる坊主をさげたいな

雨の日は外出が限られる

先日の西日本豪雨で被害に遭われた地域の皆様、特に、大雨特別警報が出された地域にお住まいの皆様、心よりお見舞い申し上げます。

約1ヶ月前の7月上旬、テレビをつけると交通が止まりました…。人が亡くなりました…。どんどんどんどんニュースの中身が変化し、刻一刻と世の中が変わっていく様を目の当たりにしました。

今回は、外出について話をしたいと思います。

視覚障害者から見た外出

私は週1回ヘルパーさんに入ってもらっています。来てくださるヘルパーさんが担当されている、視覚障害を持ったかたの同行援護をする時に、市電の線路の溝に白状杖がはまってしまいそうになって、利用者ご本人もヘルパーさんもはまったらどうしよう、抜けるかな~と思うことがあるという話を聞きました。

私も市電(線路)が走っているところでは、車椅子の前輪が線路の溝に挟まらないか、横断歩道は渡りきれるのか、青信号の長さ足りるのか等々、色々考えることがあります。

街に出て驚くのは、点字ブロックに立っている人の多さと、置かれているものの多さです。 点字ブロックを使用するかたは、白状杖やガイドのかたの声、靴の感触など、歩くために頼りにしているものがあります。もうそれは、頼りにしているというより、命綱のようなものだと私は思っています。もし、その命綱のようなもののひとつ、点字ブロックの上に人が乗っていたり、自転車が置いてあったり、荷物が置いてあったり、人が止まっていたり、そのちょっとが危険を誘発します。引っかかって転びやすくもなります。

車椅子ユーザーから見た外出

一方車椅子ユーザーから見ると、点字ブロックの凹凸は、タイヤがもろに受けてしまうので
衝撃が強いものです。 私は振動が身体に堪えます。

また、雨の日は湿気があることも重なり、タイヤが滑りやすく、スリップもしやすくなります。車椅子を漕ぐときに握るハンドリムも一段と滑りやすくなります。車椅子ユーザーは、乗りながら傘をさすことや、カッパを着ての移動、車と車椅子間の移乗など、漕ぎながらプラスαの作業が多く、雨の日はいつも以上に外出が難しくなります。

電動車椅子を使われているかたは、これにバッテリーが濡れてしまうことも考慮しなければならず(基本濡らしてはいけない)、雨の日はなかなか外に出れず、家の中に。。。というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

交通の便

私は車椅子を使うようになってから、市電・市バス・ JR といった公共交通機関を使って移動したことがありません。行動範囲が広がるんだろうなと思うけれど、乗れる人員が限られていたり、乗車・降車した後の車椅子での移動を考えると、福祉タクシーを選んでしまいます。自分自身もまだ乗る勇気がなくて、少しずつ、いつか乗れるようになりたいと思っています。

あとこれは見ていて勝手に思うことなのですが、線路がある交通機関(市電・JR)は、車椅子固定をしないなと感じています。逆に、線路がない交通機関(車・市バス)は、車椅子をワイヤーであったり、何かしらの方法で固定をする。この違いは何だろうと思っています。

線路があれば、車輪の動きがある程度固定され、制限をかけることになります。車椅子にがっつりした固定は必要がないという考えなのか。車椅子は乗る人自身でもロック(ブレーキ)をかけますが、乗り物自体の揺れで前後左右に振られることもあります。安全の観点から言えば、固定したほうがいいのにな~とも思うのですが。

まとめ

外出をするにはたくさんのエネルギーがいります。ただでさえ予定を明確にしてスケジュールをたてて動くようにしているのに、出ようと思っていた日が天候によって左右されます。テレビの週間天気予報はいっつもにらめっこしながら見ています。

梅雨も明けました。
カンカン照りも苦しいですが、雨が降ることを思えば若干外出もしやすいことでしょう。

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