ビデオ判定が多すぎると感じる試合が目立つ今年のプロ野球
今年のプロ野球の新ルールとして、監督から審判にビデオ判定を要求できる「リクエスト」が使われています。1試合に最低1回は使われる事が多いリクエスト。ビデオ検証の結果、判定が覆ることが多いのも目立ちます。
リクエストで判定覆るケース多いなぁ。
やはりきわどい判定になると人間の動体視力の限界があるやろね。— Flying Liberty (@FlyingLiberty) 2018年6月29日
ざっくり
アウトか?セーフか?の微妙な判定でよく使われるリクエスト
リクエスト要求が多いシチュエーションは、走者にタッチアウトしたか?とか守備側がベースを踏んでいなくて、「アウト」とコールされた場合など、このような微妙な判定にリクエストが使われることが多いのが今年のプロ野球です。
【一軍】六回終了。巨人 5-2 中日#内海哲也 投手が安打で出塁。#坂本勇人 選手の併殺崩れの間にランナーが入れ替わる。#マギー 選手の左中間の打球で、一塁の坂本選手が本塁を狙うがタッチアウト。#高橋由伸 監督がリクエストを要求し、検証の結果判定覆りセーフとなり1点追加!#ジャイアンツ #巨人 pic.twitter.com/G7zgoIv01b
— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) 2018年6月30日
球場のオーロラビジョンで選手、観客全員がビデオを観れる
監督からリクエスト要求があると、審判員4人が集まり裏口に行きます。そして責任審判から
「○○監督よりリクエスト要求がありましたので、ビデオ検証します。しばらくお待ちください」
とマイクでお知らせがあります。
すると、球場内にあるバックネット裏のオーロラビジョンで選手や観客もその判定を観れることができるのです。
リクエストで中断の際、オーロラビジョンを観ながらストレッチする坂本勇人さん
2018.6.7 pic.twitter.com/U9UvBE6raa
— ひろ (@hirohayatog6) 2018年6月7日
プロ野球のリクエストってしつこく場内ビジョンでプレーを流すんだな
あれなら客は納得— 虎ジロー (@mokuyou_only) 2018年5月10日
数コンマ1秒の微妙な判定が結構分かる
ほぼ全員がリクエスト判定を観ていて、「おおー!!」と大きな歓声が起こります。
ほんの数コンマ1秒ぐらいの微妙な判定でも、ビデオのコマ送りで結構分かるもので観客の皆さんも納得できるのです。
審判の存在が…
これだけ微妙な判定でリクエストが頻繁に使われると、審判の存在がいるのか?と思ってしまうことも。
「自分の判定が信用できないのか?」
と思う審判も、もしかしたらいるかもしれません。
でも半分以上は判定が覆る事が多いリクエスト。1試合で4回も5回もビデオ判定が使われた試合もあって、試合時間が長くなることも多いです。
リクエスト導入された今年から審判の判定が覆ったりするケースがことさら目立ってる。人間がやってる事だから仕方ないけど、誤審がこう目立つと審判の存在意義にも関わってくるんじゃないか。
ちゃんとしてよと思うな・・・・— 加美ゆいの (@sainoka_ky) 2018年6月29日
オリックス―ソフトバンク戦での誤審
ニュースで騒動になったのが6月22日に行われたオリックス―ソフトバンク戦で、ソフトバンクの中村晃選手が打った打球がポール際ギリギリの場所に入り、ホームランと判定されました。しかしオリックス側が「ファールだ」とリクエストを要求しましたが、判定が覆らずそのままホームランとなったのです。そして試合後に打球がファウルだったと分かったことが問題となりました。
これにオリックスはNPB日本野球機構に「試合を続行してほしい」などの要求をしましたが、試合は成立したことになってしまったのです。
オリックスは6日、6月22日のオリックス-ソフトバンク戦(ほっともっと神戸)での誤審騒動(ファウルをホームランと判定)に関し、斉藤惇コミッショナーに提訴状を提出した→オリックス湊社長「齟齬がある」リプレー誤審で提訴 https://t.co/NlNt318MRT
— 純パの会 (@pp_junpa) 2018年7月6日
昨日の試合
延長10回、中村選手のホームランはやっぱりファールだったんや・・・
ビデオ判定した上の誤審だなんて、酷すぎる
なんの為のビデオ判定なんやろ審判団が誤審認める ソフトバンク中村晃の決勝2ラン「ファウルでした」https://t.co/mUB7irdSuw#ソフトバンクホークス #ホークス
— りあ (@sorede_sorede) 2018年6月23日
ビデオ検証しても誤審とは…
ビデオ検証は審判員4人で確認しているのだと思います。それとも他に確認する方がいるのかもしれません。
ポール際ギリギリの打球がホームランか?ファウルか?の判定で、何回も確認してホームランと決まり、試合後に再確認したらファウルだったと認めた審判団。
もし審判員を外野に2人置いて6人体制にすると、今度は人件費などが問題となってくるのでしょうか。
誤審が続くと信用がなくなる
誤審が多くなると、「審判は何をしてるんだ!」という声がファンから飛びますし、監督や選手も審判の判定が信用できなくなって頻繁にリクエスト要求が多くなるかもしれません。
審判もプロの仕事です。一生懸命頑張って審判の勉強を学習してプロ野球の試合を担当しています。
が、前半戦が終わった時期に結構リクエストで判定が覆ったということは、リクエストのルールが無かった過去のシーズンでは何回の誤審があったのか?と思う方もいるでしょう。
今シーズンのプロ野球前半戦だけで
リクエストによる判定が覆った数が89に及ぶ。これは審判団が89回も誤審をしているという事であり
中にはSB中村選手のファウルをHRと判断したリクエストした上での誤審というあり得ないことまで起こっている。審判団はこの数をもっと恥じるべきだ。#プロ野球
— アマルガムギア (@rangebros) 2018年7月12日
もしも審判員がいなくなり、すべてビデオ検証になってしまわないように、際どい判定をジャッジするのはプロの審判の目でも難しいかもしれませんが、全員が納得するジャッジができるように対策などを練ってほしいものです。
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