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2018.11.10:フリーペーパーVol.32発刊!

災害対策していますか?かけがえのない命を守ろう

災害大国日本。地震、台風、積雪

世界において治安に関しては良いと言われている日本ですが、自然災害に関しては、お世辞にも安全とは言えませんよね。
実際、マグニチュード6以上の地震の20%以上は日本で発生しており、台風や豪雪も日本の自然災害のひとつです。

日本では生活の隣に潜んでいると言える自然災害ですが、みなさんはどのように意識してすごしていますか?

耐震等級、耐風等級、耐積雪等級

耐震等級

地震に対する住宅性能表示基準です。
地震の揺れによる倒壊、崩壊のしにくさを表しており、3段階に分けられております。

極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度では、これに耐えられるものを等級1としています。

等級1は、震度6強から7に相当する地震への耐震性が期待できます。
等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の地震に耐えられる構造となっています。

法律上では等級1で構わないのですが、最近は等級2や3の新築もよくあるみたいです。

耐風等級

暴風に対する住宅性能表示基準です。
台風などによる暴風を、地域ごとに50年のデータをまとめ、対応すべき風の力を2段階に分けています。

等級1は、極めてまれに(500年に一度程度)発生する暴風でも倒壊・崩壊しない強度、かつ、(50年に一度程度)発生する暴風に対して損傷しない強度を持った耐風性能に該当します。

等級2は等級1のそれぞれ1.2倍の強度となっています。

極めてまれに発生する暴風の基準としては、東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約35m/s、瞬間最大風速が約50m/sの暴風に相当します。

また、まれに発生する暴風の基準としては、同じく東京近郊の住宅地を想定した場合、高さ10mの位置で平均風速が約30m/s、瞬間最大風速が約45m/sの暴風に相当します。

建築基準法では等級1を最低基準としています。

耐積雪等級

積雪に対する住宅性能表示基準です。
屋根の積雪による倒壊、崩壊のしにくさを表しており、2段階に分けられています。

極めてまれに(500年に一度程度)発生する積雪による力に対して倒壊、崩壊せず、まれに(50年に一度程度)発生する積雪による力に対して損傷しない強度を等級1としています。

等級2は等級1のそれぞれ1.2倍の強度となっています。

極めてまれに発生する積雪の基準としては、新潟県糸魚川市を想定した場合、約2.0mの積雪に相当します。

また、まれに発生する積雪の基準としては、同じく新潟県糸魚川市を想定した場合、約1.4mの積雪に相当します。

多雪区域のみの基準ですが、等級1を建築基準法では最低基準としています。

劣化対策等級

災害対策がしっかりなされた新築物件であっても早期に劣化してしまっては意味がありませんよね。
建築基準法ではこの劣化対策にも一定の基準を設けています。

具体的には木材のシロアリ対策、鉄筋のサビ対策等なのですが、これを3段階に分けています。
建築基準法の最低基準を等級1とし、おおむね2世代(50年〜60年)を担保しているものを等級2、おおむね3世代(75年〜90年)を担保しているものを等級3としています。

熊本地震という例外

これまで建物を安全にするための評価基準について述べてきましたが、大きな落とし穴があるのも事実です。

熊本地震が発生した当時は、震度7の地震が短期間に2度発生する状況を想定していませんでした。法の不備としか言えないのですが、熊本城の被害はあまりにも有名で、住宅被害もひどいものでした。

2度に渡る震度7の地震に耐えたのは耐震等級3レベルの物件がほとんどだったそうです。

災害対策として、何かに頼るだけでは自分の身を守りきれるとは限りません。
未知のものとして捉え、どうすればいいかしっかり考えることが大事です。