気付けばびっくり……。前日の記憶がない!?
「ガチ」で記憶喪失をしたという訳ではないけれど、困ってしまうほどに記憶が抜け落ちてしまうことがある。これを健忘と言うそうです。
生々しく感じた記憶喪失……
これはあるある話であるのかもしれませんが、
・前日に話したことを何度も話す。何度も聞く。
・前日に送ったラインの内容を丸々忘れてしまい、既読無視なのかと思い込んでしまう。または逆に相手にラインを送ったことが記憶にない。
・数日前に教えてもらったことを、その後まるで自分が気付いた知識のように語り出す。
・夜、寝ている状態から立ち上がって、水を飲んだり、家族と話したりしているのだが、翌朝には全く記憶がない。
どうして? 何がどうなっているの?
そんなの、もの忘れが酷いだけだよ、と言われるかもしれない部分があるかもしれませんが、これは覚えておかないと……で済む話と、え? 大丈夫? と思える部分もあります。これは少し酷いなと、自分でも焦ったことがありました。
そして、この健忘が起こるのは、ここまで書いている限り、眠りについたとき、もしくは眠った後の翌日以降です。それじゃあ、これは睡眠薬に関係しているのか? と思ったのです。
睡眠薬には健忘の副作用が多いよ!
私はこの状態に陥ったことがもう一回あって、それは睡眠薬にハルシオンを使っていたときです。それこそ、その時は夜に起きて水を飲んだり、母と話したりしていたのに、翌日の朝に起きたときにはもう全く記憶にありません。
そのことを当時の主治医に話すと、即中止になって別のお薬になりました。
健忘は珍しくはない?
しかし、この記事を書くにあたって、様々な睡眠薬について調べたのですが、副作用に健忘がある薬が多いということを知りました。
健忘を起こしやすい薬、そしてその条件は、
・作用時間が短い睡眠薬
・効果が強い睡眠薬
・睡眠薬の量が多いとき
・アルコールと睡眠薬を併用したとき
とありました。
どうやら、効果が短い睡眠薬や、長時間効果があるが深い眠りには結びつかないお薬を飲んでいたり、正しい服薬の仕方をしなかった場合。そうして、中途半端に寝ている状態が生まれてしまって、健忘が起こるようです。
健忘との付き合いかた
私も現在、睡眠薬を服薬していますが、やはり健忘が起こりやすい薬を飲んでいます。
そして実際に私の健忘と、副作用として出てくる症状を照らし合わせてみると、確かに「眠る前に」起こったことを忘れてしまっている傾向にあるようです。
それでも今、服薬している薬は私の症状にしっかりと沿っている為に、あまり変えたくありません。
それならば、どうするか。
本当に簡単なことなのですが、睡眠薬を飲んだ後は、何もせずに即寝る!ということです。
これで随分、解決する問題もあります。
薬に副作用は付き物。
睡眠薬は不眠傾向にある人にとっては、かなり助けになるものですが、やはりマイナス面もあります。
私は健忘があることを知りながら服薬し、対策を取っていますが、もしも「これは健忘?」と感じることがあれば、すぐに主治医に相談してみてください。早めに対策をうつことで、プラスマイナスはあるかもしれませんが、自分にとって良いお薬が見つかるのではないかと思います。