パリパラリンピック正式競技を目指す「障害者サーフィン」
世界基準の障害者サーフィン大会が国内で初めて開催されます。大会名は「アダプティブサーフィン デモンストレーションマッチ」。東京オリンピックでサーフィンは正式競技となりました。しかし、障害者サーフィンは…。2024年パリパラリンピックでの正式競技を目指していますが、まだまだ日本での認知度は低いのが現状です。
【サーフィンニュース:日本初、世界基準の障害者サーフィン大会】
2018/04/20 Friday 06:30:02https://t.co/wpAzCS4g2c #サーフィン— こちら吉浜波情報まとめ (@Yoshihama_bot) 2018年4月19日
ざっくり
障害者サーフィンとは
障害者サーフィンはアダプティブ(適応する)サーフィンと呼ばれています。似た障害を持っている人はいたとしても、全く同じ障害を持っている人はいません。その人に適したスタイルで行うサーフィン…それが障害者サーフィンの特徴です。
開催迫る、ISAアダプティブサーフィン(障がい者サーフィン)世界選手権。
今年も南カリフォルニアのラホヤにて、11/29~12/3の日程で開催。昨年は、AS1 STAND/KNEELで日本の伊藤建史郎が4位入賞を果たしています。https://t.co/Bx0yI4XF3v pic.twitter.com/8IIFsrJMXP— サーフィン波情報BCM広報担当 (@bcmsurfpatrol) 2017年11月16日
日本の障害者サーフィンの現状
障害を持ったサーファーは数十人。日本では認知度の低い障害者サーフィン。しかし、2017年に行われた3回目の世界選手権では6人の選手が日本から派遣されました。競技人口は少ないながら、AS-1(立って乗る及び膝立ちで乗る)クラス 女子の部で内田一音選手は優勝しています。
内田一音がウイメンズで初の金メダル獲得。日本チームは総合9位。ISAアダプティブ・サーフィン世界選手権 https://t.co/5om7E3LqCv pic.twitter.com/cjNglEYDTq
— SURFMEDIA (@SURFMEDIAJAPAN) 2017年12月5日
ユニバーサルビーチが少ない日本
障害によってはアプローチが整っていないと砂浜までいけません。サーフィンをする以前の問題です。駐車場やトイレ、更衣室も車椅子ユーザーに優しいものでないと興味があってもサーフィンが出来ないことになります。大洗サンビーチのようなユニバーサルビーチ、増えて欲しいです。
サーファーと散歩、車イスの人が一枚に収まるってイイな。“誰もが一緒に楽しめるビーチ”を目指した実地調査に参加!
苦労→その後の海景色の素晴らしさ!#ユニバーサルビーチ #車椅子 #体験 #ユニバーサル #バリアフリー #ビーチ#海 #大洗 #サンビーチ #ライフセーバー #universalbeach #disabled pic.twitter.com/4TL2E07ntG— 大洗海の大学&大洗サンビーチキャンプ場 (@npooaraiumidai) 2017年11月12日
日本初の世界基準での障害者サーフィン大会
5月18日(金)、千葉県いすみ市の太東海水浴場で、日本初の障害者サーフィン大会「アダプティブサーフィン デモンストレーションマッチ」が開催されます。出場選手は10名程度。この大会をきっかけに今年秋には千葉県内で初の全日本選手権を行う予定もあります。
(ひと)阿出川輝雄さん 障害者サーフィン協会を設立し、国内初の大会を開く:朝日新聞デジタル https://t.co/f15wk6vKUv
— なかむら せいじ (@gtgtpapa) 2018年5月11日
アダプティブサーフィン デモンストレーションマッチ
今大会はデモンストレーションマッチということで順位は競いませんが、世界選手権と同じような採点基準、クラス分け、選手に対する支援体制、安全確保、車椅子が砂浜を移動しやすいようにシートを敷くなどの配慮がなされる大会になるとのことです。
【看護】 もっと知って障害者サーフィン 18日に国内初の大会 いすみ・太東海水浴場: この大会と同じような採点基準やクラス分けを日本でも取り入れ、選手一人に三人の支援スタッフを配置し、医師や看護師が待機して安全を確保する。車いすが … https://t.co/FKxxfqsVpq
— 医療ニュース速報 (@Medical_News_J) 2018年5月8日
障害者サーフィンを知ってもらうために
東京オリンピックのサーフィン会場 一宮町釣ヶ崎海岸に隣接する太東海水浴場。オリンピックの機運が盛り上がるこの地域で大会を行うことで、障害者サーフィンをとにかく知ってもらうこと、そして競技人口の拡大、障害者に優しいビーチづくりについてもアピールする大会になるようです。
日本初、世界基準の障害者サーフィン大会
主催する日本障害者サーフィン協会は「どのような形で競技が行われているか、ぜひ見にきてほしい」と話す。
[同協会によると、障害者サーフィンは、下半身などにまひがある選手は腹ばいでボードに乗り、義足や義手の選手もいる。https://t.co/EIdqpHOVVF— 障害部位でつながるSNS (@OpenGate_AL) 2018年4月19日
障害者サーフィンの認知度を上げるには
2015年から障害者サーフィンの世界選手権が開催されています。開催地のアメリカ・サンディエゴでは、障害者サーファーと出くわすことがしょっちゅうとのこと。日常的に障害を持っていても、海を、サーフィンを楽しめる環境づくりが障害者サーフィンの認知度を上げるのにとても大切だと思います。
競技人口が少ないですし、現役障害者サーファーの世界的な活躍もあまりメディアに露出しません。そもそも障害者サーフィンを観たことがない人、知らない人が多いのではないでしょうか。
2018年5月18日(金)に開催される「アダプティブサーフィン デモンストレーションマッチ」。この日本初の障害者サーフィン大会を機に、6年後のパリパラリンピックでの正式競技を目指す動きが活発化して欲しいと思います。
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。