近年、社会的にも注目を集めているアスペルガー症候群。

これは、

「自閉症スペクトラム障害」に含まれる。生まれつきの脳機能障害が原因とされている。基本的に「社会性」「コミュニケーション」「想像力」に困難があるとされる。言語能力や会話能力には明らかな問題がないため発見されにくい。

とある。

そんなアスペルガー症候群の夫をもつ、妻が陥りやすい「カサンドラ症候群」をあなたは知っているだろうか。

カサンドラ症候群とは、アスペルガーの人と情緒的な相互関係が築けないため、主に妻に起こる心身の不調だ。「相手の立場を想像することが苦手」といったアスペルガーの特徴が、家庭を営む上で、妻に心理的な負担を与える。深刻な場合は、不眠や鬱などの状態に陥る。

カサンドラ症候群になってしまう妻は、夫が「アスペルガー症候群」であるということにも気がついていないことが多い。
そのため、一つの家庭で共に生活をしているというのに「夫は何も分かってくれない」とイライラしたり、孤独感を感じてしまう。
そうして、そのことに夫はまた、気がつかない。
もしくは、理解が出来ないのだ。

カサンドラ症候群の認知度はまだ低いと言えるだろう。
だからこそ、それってカサンドラ症候群では?と気がつく人も少なく、アスペルガーである夫の、パートナーである自分の苦しみが周囲の人に理解されないこともあるそうだ。

結果、別居や、離婚といったことになってしまう可能性もあるこの問題。

しかし、

「アスペルガーの人が悪いわけではない。特徴を理解することで、関係性が改善されることもある」と指摘。「アスペルガーの人は、人間関係を学習することで変わっていきます。一人で悩まずに、専門の機関などに相談してほしい」

とあるように、全く解決出来ない問題ではないのだ。

「(アスペルガー症候群の人が)自分の特性を知り、そしてパートナーにも理解してもらったうえで付き合うことができれば、お互いによりよい関係の築き方を模索できるはずなのです」

もしも、自分の家庭生活を客観的に見て、まるで歯車が噛み合わないような暮らしをしているのであれば、躊躇せずに専門家に相談をする必要性があるだろう。

そうして、

自身も「カサンドラ症候群」であることに気づき、心がすっと軽くなった。「自分が特別に駄目だから、こうなったわけじゃない」と思えたからだ。

この言葉があるように、パートナーのアスペルガー症候群や、自身のカサンドラ症候群に向き合うことが、自己否定の負の連鎖から脱するための道しるべとなるのではないだろうか。

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