20世紀最大級のミステリー?ネス湖のネッシーを再追跡!
21世紀になって、もうすぐ20年ですね。前世紀である20世紀を生きてきた人たちをワクワクさせ、世界中で報告されてきたUMA(未確認生物)の代表格がネス湖のネッシーです。ネッシーはスコットランドのネス湖を舞台に世界中の人々を虜にしてきました。日本でも何度も特番が組まれ、見つかりそうで見つからないその引っ張り方にワクワクしつつ、イライラしつつ、、、今となっては良い思い出です。あれから数十年、私は大人になってしまいましたが、ネス湖のネッシーのその後はどうなったのでしょう?少年の心に戻ってその後を追跡してみました!
ざっくり
ネッシー初心者でもわかるネッシー入門
20世紀を生きてきた人たちにとってはお馴染みのネッシー。ネッシーはざっくり言うと、現代まで生き延びてきた首長竜(恐竜)のようなモンスターです。人間は想像力豊かなんです!
ネッシー目撃の歴史
20世紀に騒がれたイメージのあるネッシーですが、その歴史は古く西暦565年にネッシー目撃の記録が残っています。アイルランドの聖職者の生涯を記録した文献に登場します。それ以降北欧ではお馴染みの伝説となり、目撃情報が記録され続けてきました。そして、現代。1933年頃から急激に目撃情報が増えていきます。これはネス湖周辺に道路が整備されたことが理由らしいです。そして、カメラの普及にともないついに、ネッシーの写真が世界中に流れていくのです。
ネス湖について
ネス湖はイギリスのスコットランド北部にあるイギリス最大の淡水湖です。大きさは相当なもので、長さ約35km、幅約2kmの細長い形をしています。推進は深く、最大で230mにもなります。この広大な湖にネッシーがいる!と考えたくなる人の想像力は計り知れません。雄大な湖を恐竜のようなモンスターが住処にしていて、太古から生き延びてきた・・・ロマンを感じますね。ネス湖はちなみに湿地保存の国際条約であるラムサール条約に登録されています。
日本でもネッシーブームが!
高度経済成長を経て、経済大国となったん日本。テレビが娯楽の中心となり、お茶の間を釘付けにするコンテンツとしてネッシーは最適でした。私が子供の頃、新聞のテレビ欄でネッシースペシャルを見つけると夜が待ち遠しくて仕方がない思いに駆られたことを懐かしく思います。当然学校でもネッシー話題で持ちきり!学校から帰り道は勝手に探検隊モード(笑)UMA(未確認生物)が草陰に隠れているのでは?と草むらをさぐりながら家路についたものです。ちなみに「〜ッシー」というネーミングを冠したご当地UMAも日本各地に登場します。鹿児島県にある池田湖の「イッシー」はその代表格です。大スター石原裕次郎はネッシーの存在を信じていて、自ら探検隊を送り込んだこともあります。
観て!ワクワクして!ネッシーの記録写真&動画
20世紀になり、人類はカメラという記録装置を手にします。写真・映像で伝承されてきたものを記録できるようになりました。遠い昔から伝承されてきたネッシー伝説がついに全世界へ姿をあらわにするのです。当時、話題になった有名はネッシー写真や映像を振り返ってみましょう。
1934年「デイリー・メール紙」に掲載されたネッシー写真
真贋の議論を呼ぶ、俗にいう「外科医の写真」として有名なネッシー写真です。
某外科医(あのネッシーの写真が捏造だって事は、あの世まで持っていこう・・・みんな、いい夢みろよな)#世界史の流れを変えてみる pic.twitter.com/L9zfDMbHKP
— 増渕高志 (@masubuchitakash) 2018年3月2日
1951年「ラクラン・スチュアート」によるネッシー写真
ネッシーの特徴的なコブがついにお披露目!ネッシーにコブがあるということを一般化させたネッシー写真です。
《Analog Hoax・1951》ラクラン・スチュアートのネッシー写真… http://t.co/c9sFBqbM96 #まとめ pic.twitter.com/E20yBmxOXV
— 谷川 詩織 (@LonnieCandy) 2015年8月18日
1960年「ネッシー研究家ティム・ディンスデール」によるネッシー動画
ついに人類は動くネッシーを見ることになります。悠々と泳ぐその姿でついに人の想像力はK点超えを果たします。
ネッシーは実在するのか?発見されたのか?
イギリス・スコットランドを震源地にしたネッシー騒動。政府や学者を巻き込みエンターテイメント化していきます。政府やアカデミーすら巻き込んだネッシー騒動の行く末はどうなったのでしょうか?
イギリス政府の動きとボストン応用科学アカデミー撮影S級イッシー写真
真偽のほどは定かではありませんが、サッチャー政権の際にネッシーの保護が検討されたということも今に伝わっています。ネッシーが実在すれば歴史的な大発見となるだけでなく、ネス湖が世界でトップクラスの観光地になる可能性も秘めていますし、色々大人の事情があったものと推測します(笑)1975年にはボストンの応用科学アカデミー研究チームがネッシーの全身と頭部のアップの撮影に成功したらしいです。その際の水中写真は世界中で話題になります。ネッシーはついにエンターティメントとしてその立ち位置を確立していくのです。
ネッシー存在の行方
20世紀後半になると、ネッシーが実在するという論は揺らいでいきます。ネッシーのモデル(想像図)となっていた竜脚類と呼ばれる大型恐竜が水生でなはく陸生だったということが学術的にスタンダードとなり、アパトサウルスなどの恐竜の生き残りである可能性が少なくなります。そして、世界を騒がせてきたネッシーの写真や映像が捏造であることも明らかになります。
ネッシーの正体は?
ネス湖で船を走らせる船乗りたちからの目撃例がほとんどないことが判明します。あれだけ騒がれれば日常的に船を走らせる船乗りたちは頻繁にネッシーを目撃していても不自然ではありませんよね。現在では、流木や湖面の波を見間違えたものでは?ということが通説となっています。
ネッシーを振り返ってみて
いつの時代も人間は想像上の生き物に思いを馳せるもの。UMA(未確認生物)はネッシー以外にもたくさん報告されていますが、話題になるたびに人間の想像力の高さに関心してしまいます。大人になった今でもネッシーの名前を聞くだけでワクワクして熱くなれる、いつまでも少年のような気持ちが忘れずに生きていきたいですね!残念ながら、イッシーは存在しないっぽいので、明日からツチノコでも探してみますか!
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