今はほとんどなくなりましたが、つい最近まで心の調子が悪くなりだすと、かなりマイナス思考の同じようなフレーズを思い浮かべたり、発したりしていました。
例えば…
「今回も多分失敗する」
以前のわたしは、起きてもいない出来事に対して先読みをし、勝手に不安になっていました。
2、3年前だったと思います。フリースクールの体育の授業を依頼されたことがありました。その話を聞いた時は、「今の自分にはちょうどいいチャレンジ」と思い快諾。少しずつ準備を始めていました。
しかし、初日の授業内容を考え、シミュレーションしていくうちにあることに気づきます。
「失敗している自分しか思い浮かばない…今回も多分失敗する…。」
細かく計画を立てれば立てるほど、ここもできないかも、あそこでみんなついてこれなくなるかも…あ、そもそも自分は受け入れてもらえるのだろうか…。
こんなことばかり考えていると、心の調子を完全に崩し、結局前日にお断りするハメになってしまいました。
「どうせ自分は…」
自分は何も出来ない、何の取り柄もない、生きていても仕方がない、こんなことばかり考えていた時期がありました。うつ病になって頭があまり回らなくなり、仕事で失敗が続いたことが、自分を否定するきっかけだったように感じます。
「どうせ自分は何も出来ない人間だから、何をしても上手くいくはずがない。」
そう考えていると、ほんとに上手くいかなくなることが多くなりました。
「いっそこの世がなくなればいいのに」
心も身体もフリーズして何もできなくなり仕事を辞めた時、うつ病が再発した時、同年代のひとの活躍を見聞きした時、生きることを諦めようとした時、
「消えたい」
と思うと同時に
「いっそこの世がなくなればいいのに」
とよく考えていました。
なぜ、こんなことを考えていたのか…
この現状から逃げ出したい…できれば、自分で消える努力もしないで…人生をリセットさせたい…。
そういう思いがあったように感じます。
自分に期待しないことで
ネガティブフレーズを思い浮かべる、発することからの脱出方法として、わたしが提案したいのは、自分に期待しないこと。でも、希望を持ち続けることです。
自分に期待をするから他人からの評価が気になります。
他人からの評価が気になるから人と比べてしまいます。
人と比べてしまうから自分が劣っていると感じたり、羨ましく思ったりするのだと思います。
いっそ自分に期待しなければ、そもそもこのような思考に陥らない、わたしはそう思います。
自分に期待しなくなってから、わたしは随分生きやすくなりました。今は楽しいと思える時間も増えています。
自分に期待をしないって、ちょっと寂しい気もしますが、そこに希望があればわたしの場合大丈夫でした。
ネガティブフレーズを思い浮かべる、発する癖から脱却するために…「希望は持つが期待はしない!」…これ、わたしには効きました。
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