え?そうなの!?一概には言えないのでしょうが、車いすの身体障害者の就職が優先されていることが多いなんて意外でした。
大企業では、就職の際に障害者枠があるケースもよくあります。しかし、障害者雇用枠での就職においては、精神障害者、発達障害者、内部身体障害者、身体障害者など、どの障害者を雇っても、法定雇用率のパーセンテージに寄与する割合は同じです。すると、身体が不自由な車椅子の方などが、精神や発達障害、内部障害者のある方よりは優先して就職できることが多いようです。
学校を卒業後の10年前と4年ほど前、わたしは就職活動をしていました。(…もう、そんなに前なのか!)希望は事務。というより正直なところ、車いすで確実に出来る仕事=事務だと考えました。
地域差もあるのか、企業側の希望枠は清掃、運搬、工場勤務などの仕事が多く、事務を希望している企業はいつも人だかりでした。
障害者を対象にした就職面接会。ハローワーク。Web上での書類審査。通勤できる範囲の会社に応募しては、ことごとく落ちた自分…。ぎゃふん!
返ってくる言葉のほとんどが、「建物内はバリアフリーでも、建物に入るまでに段差がある。多目的トイレもない。電動車いすが通れるほどの通路がない。」など、設備面の問題。
身体障害者枠は、大企業では採用しているところも多いのですが、中小企業では、設備も含めて身体障害者を雇用する体制が出来ていない場合が多いのが実情です。必ずしも偏見があるわけではなく、オフィスをバリアフリーにする予算がなかったり、雇用する事で起こりうる事故(例えば、視覚に障害のある人が就業中に誤って怪我をしたり、聴覚に障害のある人が指示を間違えてしまったりするケース)を考えて、身体障害者を就職させることを躊躇する場合が多いようです。
やはり出てくる設備&予算の問題。通路を作ろう!と思わせるような、自分の熱意が足りなかったとも思います。
「君ほどの障害者の就職状況は1割程度。ほとんどが家で過ごしているよ」とグラフ付きの書類を見せられたこともありました。
その1割になりましょう!と言えてたら!!もしかしたら状況が変わっていたかもしれません。
精神障害者に含まれる発達障害者も、就職がとても難しいとされていて、ある調査では経済が健全な時でも75-98%は職に就けないと言われています。今年の5月に発達障害者支援法改正案が通ったので何か変わるのかもしれませんが、どう変わるのかよくわかりません。
— 徒埜けんしん@月うさ3巻発売中! (@kensin_jp) July 26, 2016
難病患者にとって在宅就労のチャンスがあれば生活の糧を得られる有力な方法です。もっと在宅就労が広まればよいと思います。 https://t.co/S2EbQOGQWY
— プニちゃん (@punichann) June 7, 2016
去年、久しぶりに行った母校の特別支援学校は自分が通っていたころよりも断然、自立生活に向けての取り組みが進んでいました。
ノマドワーカーが注目されてから、働き方もぐいっと広がりました。障害者だからこそ見える視点や考え方で、出来る仕事もあると思います。ひふみよベースのように (。•̀ω-)و!
決め手は”あなたの障害の特性“。そんな会社がもっと世の中に増えたら、素敵です!
2015年度にハローワークを通じて就職した障害者が9万191人(前年度比6.6%増)だったと発表した。7年連続の増加で、1970年に統計を取り始めて以降、初めて9万人を超えた。
ちなみに厚生労働省によると、障害者雇用が初めて9万人を超えたとのこと!それぞれの障害による「働きやすい」が増えることを願います。
http://mainichi.jp/articles/20160528/k00/00m/040/055000c
https://careerpark.jp/82956
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