コブラトップラジカセを覚えていますか?
かつてPanasonicから発売されていたCDラジカセです。
潜水艦のような細長いボディに、「コブラトップ」と呼ばれる中央ののパネルが開く仕様で、通称「バブルラジカセ」とも呼ばることもある、人気のモデルのラジカセでした。
今コレを読んでいる皆さんも、当時愛用していた方、多いんじゃないでしょうか?
私もそのうちの一人でした。
Panasonicのコブラトップ。
泣ける。 pic.twitter.com/0Z4F3WDXMC— KJKSTYLE社長【MASTER-2】 (@kjkstyle2011) 2018年2月21日
コブラトップラジカセとは?
Panasonicのコブラトップタイプのラジカセが最初に登場したのは今から25年以上前の1990年で、RX-DT99とRX-DT77 が発売されました。
その後継機には、女性の合成音声案内機能「テクノボイス」や「イコライザー」の機能が搭載された「RX-DT909」が1991年に発売。
その当時のCMがコチラです。当時の販売価格が6万円台を超える値段で、結構高級品だったんですね。
他にも、手をかざせばコブラトップの開閉ができる「マジカルコブラトップ」機能を搭載した「RX-DT95」「RX-DT75」を1993年に発売しました。
そして本製品のCMには、デビューして間もない頃の福山雅治が起用されています。
コチラも前のモデルより若干安いけど、それでも5万円台!
その後も2〜3年のペースで新たなモデルを発売していき、1997年にはカセットの代わりにMDを搭載させた「RX-MDX1」「RX-MDX3」発売しましたが、1999年の「RX-MDX7」が最後のモデルとなり、その後コブラトップを搭載したモノは発売されていません。
懐かしのコブラトップ置いておきますね← pic.twitter.com/rqvvRfxs4Q
— ろみを(きぐま) (@yellowhoneybear) 2017年12月20日
とにかく壊れやすいという欠点があった
当時としては斬新なデザインで人気を博したラジカセですが、コブラトップの開閉部分がとにかく壊れやすいという一面がありました。
主に使用するほとんどのボタンが、コブラトップの内側についているため、開閉する機会が非常に多くなり、電動で動く開閉機能が壊れやすかったのです。
↓ そうかなあ? 箱鳴りは酷いし、低音をぶんならすばかりで品が無いし。この写真のパナソニックのやつは中高音に固まってカッチカチの音で、豊かさが全然無いし、ステレオの分離性がとても悪かった印象。あとコブラトップは壊れやすいし。
— 吹雪のiyanさん (@Dorae_yan) 2017年5月11日
異音を鳴らしながら頑張ってくれた私のコブラトップラジカセ
私も、現在使っているCDコンポの前にコブラトップラジカセを使っていました。
父から私へと受け継がれ、なんだかんだで約10年がんばってくれた我が家のラジカセも。最初に様子がおかしくなったのはコブラトップの開閉機能でした。
ある日を境に開閉ボタンを押すと「ゴガガガガッ」と言う異音を鳴らしながら、半ば無理矢理開くことが見受けられるようになりました。
本格的に壊れることを恐れ、その後は基本開きっぱなしで、しばらく使っていました。
新型が登場しないまま20年が経過・・・
現時点での最終モデルから新しいモノが出ないまま約20年が経ち、もはや「懐かしい家電」のひとつになってしまいました。
この記事を書きながら、愛用していた当時のことを色々思い出してしまい、ついついノスタルジーな気持ちに浸ってしまいました。
時々、家電の中古やジャンク品を取り扱う店に行くと、未だにコブラトップラジカセを見かける事がしばしばあります。
他の商品に紛れてポツンと陳列されているその姿は、そこだけ時間が止まっているかのような独特の存在感を放っていました。
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。