ひとつのかたまりを、全員に同量ずつ分け与えれば、それは本当に平等ですか?
しかし、同じだけのものを受け取ることができるはずの人々に差をつけるべきだという話ではないのです。
まず、本人が「平等だ」と思えることが平等の本質です。
「将来」の選択肢。どんな職業だって選べることも大切ですが、「この道が途絶えても、誰もが別の道に進みなおせる」のも平等のひとつ。
Aさんが言えば「よく気づく(好印象)」
Bさんが言えば「細かいことをつついて(悪印象)」
これも不平等のひとつ。
そして、この現代の社会構造的に、「損をしていて、かつ不利な立場」の人々は存在しているはずですが、「嫌な思いをしたり、損害や不利益が生じても、笑顔でかえすのが美徳」で、「事実を口にすることはその人の評価を下げる」という風潮も不平等のひとつ。
「華にも癒しにもならないなら価値はない」
「『主夫』なんて男として恥ずかしくないのか?」
悪事に手を染めた時(違法かどうかはさておき)も、その罰は社会的地位や男女で差が顕著なようです。
「バカだから」「単純だから」「そういうもんだから」
そんなふうに開き直ることで済む人と、そうでない人との不平等。
本当の平等を求めてはみませんか。