fbpx
2024/3/10:フリーペーパーvol.96発刊!

クローン病からの熱が、インフルエンザの熱と間違われて…

この時期インフルエンザが流行っています。皆さんマスクなど対策されていますか?
僕は難病である「クローン病」を患っていて、症状はそれぞれですが、腹痛や38℃の熱がでることもあります。
2週間前、体調が悪く腹痛で38℃近い熱を発症し、病院に行ったら、
「インフルエンザじゃないか?」
と診断されて、隔離室に案内されました。

クローン病は症状が悪化すると高熱と腹痛などを発症する

特定疾患難病に指定されている「クローン病」は患者それぞれですが、「腹痛、発熱、下痢、倦怠感」といった症状を引き起こします。

通院日3日前から38℃近い高熱が続きました。お腹も痛かったので、
「これはクローン病からの熱だな」
と自分で思い、解熱鎮痛剤と胃薬を飲んで横になりました。

くしゃみが出る、鼻がムズムズする、といったことはなかったので、これは「明らかにクローン病からの熱だ」と確信して病院へ行きました。

病院へ行ったらすぐに隔離室へ…

通院日、病院へ行く前に体温を測ったら37.8℃だったので、
「ヤバイ…」
と思いながらも、病院へ向かいました。

長年通っている病院なので、看護師さんや医療事務スタッフの方とは、ほとんど顔見知りです。事務員さんが僕の顔色を見て一発で分かったようで、「体調悪いんじゃない?」と聞かれて、「うん」と答えた僕は、すぐに医療事務スタッフの方に、診察室へと案内してもらいました。

病院で体温を測ったら
「38℃もあるじゃない」
と看護師さんもビックリで、体温計は38.1℃と表示してありました。

「くしゃみがでる?」「お腹が痛いの?」
と色々聞かれて、
「お腹が痛いかな…、鼻はムズムズしないし、くしゃみもでないからインフルエンザじゃないと思うよ」
と答えましたが、38℃あったことを看護師さんが主治医に伝えたらしく、
インフルエンザの可能性もあるかも
と主治医の判断でいうことで、インフルエンザの疑いのある患者が入る「隔離室」に案内されました。

陰性だったから良かったけど、感染の心配もした…。

隔離室に入った僕は、すぐに看護師さんに長ーい綿棒のような検査器具で鼻の奥をグリグリ…。これが結構痛い(泣)
「もし、これでインフルエンザの反応がでたらどうしよう…」
と段々不安になってきました。

感染していれば、レミケードという治療ができない、最悪の場合は入院になることも考えられたので、
「入院だけは避けたい…」
と不安だらけになりました。
レミケードという薬は効き目が強いけど、副作用も多いので、高熱がある場合は治療ができないこともあるのです。

15分ほどしたら、看護師さんが来て、
「陰性だったから大丈夫だったよ」
とのことで、大部屋のベッドに移りました。
僕が隔離室から出ると、すぐに次の患者の方が隔離室に入っていったのを見て、
やっぱりこの時期はインフルエンザが多いんだな…
と改めてインフルエンザが流行っていることを身にしみました。

検査結果は、CRPという炎症反応が「7」という大きな数値だったので、やはり身体は嘘をつきません。腹痛の症状は、僕の思っていた以上に進行していました。
「レミケードして、痛み止めの注射をして、脱水症状も起こしているから点滴を増やすね」
と、やっと点滴の治療が始まりました。治療時間は3時間ほどかかり、もうその日はグッタリでした。

クローン病からの熱、インフルエンザからの熱と判別が分からなかった今回の通院治療。お腹の症状もレミケードのおかげで少しずつ回復してきています。そして「熱があって苦しかったけど、一緒にインフルエンザの検査もできて良かった」と僕は思っています。

38℃以上の高熱、寒気、くしゃみなどが始まったらインフルエンザの可能性も高いです。すぐに病院へ行って医者に診てもらいましょう!

最新情報を購読しよう!

就労継続支援・就労移行支援事業者様へ

HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。