酒。それは恐ろしくも魅力的な飲みもの。
これまで幾度となく多くの人間が酒に飲まれて後悔し、また飲まれてきたことだろう。
そして、わたしもそのひとり…。
なぜ、人は酒を飲むのか。そして、同じ過ちを繰り返すのか。
自分なりに考えてみた。
「情熱大陸」のナレーションでお読みください
美味しんぼは普段、とても大人しい性格だ。
大人しい…というよりは言葉が苦手で、彼女はこれまでによく言葉で失敗をしてきた。
(揺れる車中で)
「いや、いまも失敗しますよ。日々、勉強です。
なんでしょう。感覚に近い思いはあるんです。
だけど、それを上手く言葉として出せない…というか。…」
それ以上、彼女は口をつぐみ、窓を眺めた。
表現は言葉だけのものではない。
だからこそ彼女は絵に向かった、ともいえるだろう。
通常の書き方に戻ります
酒の場が好きな人は、みな思うのではないか。
酒を飲むと、本音で話しやすい。
わたしは思う。そう感じる人こそ、普段はすこし力を入れすぎているのでないかと。
絵で伝えると、こんな感じである。
・普段
・酒を飲んだとき
人によって、思いも酒を飲んだ状態もそれぞれだろう。
わたしの場合は言葉としてまとめることが苦手なため、普段は「この話は自分の気持ちが落ち着いてから話そう」とか「こういうときは、なんて言ったらいいんだろう…」と止めてしまうことがある。
だが酒が入ると、そこが気にならなくなり、結果さらさらと話しているのだ。
それで、きちんとした会話ができているかといえば、また別の話だが…。
普段、自分をよく見せたいという気持ちが強いのかもしれないし、だいたいの人が酒を飲むと気持ちがゆるくなるので、そこに甘えてしまうところもある。
距離感と力の抜き加減は大切に
年を重ねるにつれ、さまざまな人と出会い、語彙力も増えた。
あまり力を入れすぎるのも、相手に失礼だとも考えるようになった。
おかげで酒の力を借りずとも、その場にいる人や言葉を楽しめるようになってきた。
美味しんぼにとって、酒の場とはなんだろう。
(手にしていたビールをテーブルに置いて)
「そうですね。みんなで入れる大浴場のようなものです。
力が抜けて、すっ裸になれる。
ただ、もうすこし服を着たほうがいいよ、と思われているかもしれません。(苦笑)
今後は、もっと違う飲み方ができると思います。
いまはそれが楽しみです。」
この時期はまだまだ飲む機会が多く、穴があったら入りたい!と思っている人も多いのではないか。
分かる。(結局そう)
だが、あまり周りに迷惑をかけない程度に、ともに楽しもうじゃないか。
乾杯!
※ちなみに、情熱大陸の提供元はアサヒだ。
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