私は学生の頃を思い返すと、寝る前に明かりを消した暗闇の中でラジカセやウォークマンなどでラジオや音楽を聴いてたものでした。灯りのある場所で聴くそれと違い、なんとなく神妙で繊細な音に引き込まれるような感覚をしたことを思い出します。
日常的に、暗闇で音楽を楽しんでいる方も多いようですね。
例えば暗闇の中でイヤホンしてお気に入りの曲をリピートで聴くっていう行為は何とも心が落ち着く。嫌な事とかそんなものは消えて無くなるぐらい。音楽が全てになる。
— set-color🙂 (@set_color_) July 5, 2016
最近はまた暗闇で音楽を鑑賞する儀式が始まりました。目を閉じてヘッドホンをしてただ聴く。贅沢だなと思います。
芳醇というよりなんだかストローから耳に入れられるみたいな厳しい感じのヘッドホンであんまり聴いていられない。痛くなる。この儀式ではクラシックとか優しい音中心に数曲聴く文字数— 風邪さん💫 (@kazeppoido) July 1, 2016
https://twitter.com/ma1yan9/status/755057651604525056
ラジオやカセットテープ(古い…)の音でそれだけ何かを感じていた私です。生演奏だとどうなってしまうのでしょうか?
非常口灯も消えて真っ暗のシアターに小沢さんが座って、ちいさなテーブルの上の丸まった赤い電子回路がオンになりギターの音が聴こえた。暗闇の中でみんなで蝋燭に火を灯してゆっくり音楽を聴く。ひふみよのモノローグ「闇」を思い出しました。暗闇の中で音楽は甘くくっきりと聴こえる #ozkn
— どんぐり (@door_knock) June 22, 2016
それを検証するチャンスが到来です。今年の11月に横浜音祭り(ヨコオト)で「ミュージック・イン・ザ・ダーク ~障がいとアーツ in 横浜~」が公演されます。
この「ミュージック・イン・ザ・ダーク」は、視覚障害がある演奏家もまじえた弦楽オーケストラによるもので、照明を完全に消したホールで行うコンサートです。
視覚障害の演奏家は楽譜を見ずに演奏することから、晴眼の演奏家に「暗譜」のハンディキャップを課し、真っ暗闇の空間で「視覚以外」の感覚を研ぎ澄ませて音楽を体験する。出演は、世界的に活躍する視覚障害のヴァイオリニスト川畠成道、ヴァイオリン界の巨匠・徳永二男ほか。東京藝術大学COI 拠点「障がいと表現」研究グループとの共催により実施する。コンサートに合わせ、同グループによる市内特別支援学校へのアウトリーチも行う。
演奏曲は ヴィヴァルディ:四季より「夏」「冬」とバッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲、その他とのこと。暗闇で聴く「ヴィバルディ」。いつも感じる情景がより鮮明に脳裏に浮かぶのかもしれません。
視覚障害のある方も一緒に楽しめる芸術体験。暗闇の中の音楽は何かを気づかせてくれると思います。
そこに何を見つけるかは、あなた次第。
私も今から楽しみです。
via:横浜音祭り
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