8カ月前までのわたしは、先のことを考えると不安で仕方がない…どうしてもマイナスイメージしか浮かばない…だから一歩が踏み出せない…。こんな負のループにハマっていました。
「〜したらどうしよう。」すぐ、このような思考に陥っていました。でも、自分に期待をしなくなったら、少し前に進むことができるようになりました。
自分で自分を苦しめてしまうクセ
心の調子を崩し始めた16年前から、自分に自信がなくなっていたわたし。
何もできないダメなわたし、というレッテルを自分で貼っていたように思います。
しかし、ダメな自分と心の中で思っていながらも、一方で、壊れかけている自分を見せたくない、何もできない自分を見せたくない…変なプライドが邪魔して、自分で自分の首を締めていました。
きついのに、つらいのに、頭が回らないのに、身体が重いのに、無理して自分を繕っていました。頭の片隅では、できる自分を期待しながら…。
マイナスイメージがぐるぐる
無理して仕事をしたり、人とつるんだり、何かに挑戦したりしていると、自ずと失敗が増えてきます。
わたしの場合は、症状が少し良くなると、動きすぎる傾向があり、特に仕事に関しては、「今回は頑張れるはず。」という思考が、「まだ本調子じゃないからもうちょっと休もう。」という考えに勝ってしまうことがよくありました。
新しい仕事をする…まだ完全に調子が戻ってないから、少しずつ無理がくる…気持ちではどうしようもなくなってくる…踏ん張れなくなる…少しずつ欠勤が増えてくる…動けない、TELもかけられない、無断欠勤が続く、そして退職。
何度かこのような経験をしました。
いつからか、何かに挑戦しようとした時、人と会う時、いつもと違う所に行く時など、失敗した過去のことがフラッシュバックするようになりました。行動する前に、マイナスイメージがぐるぐる。様々なことにチャレンジすることが怖くてできなくなりました。
一度は引き受けたり、予定したりするけれども、その日が近づいてくると不安が募り、シミュレーションすればするほど、失敗した自分しかイメージできなくなり、結局ドタキャン。人に迷惑かけるわ、自己嫌悪になるわ…。
自分を良く見せたいから、背伸びしてしまうクセがどうしてもぬけないから、どこかでまだ自分に期待しているから、失敗することがこわいから、恥ずかしいから…一歩が踏み出せないでいました。
自分に期待をしない
あるワークショップの中で、自分を含め数名が、不安が先走って一歩が踏み出せない悩みがあることを告白しました。その時はこの「自分でつくってしまう先への不安」がテーマになり、いろんな意見が出ました。
その意見の中のひとつが、「自分に期待をしなくなったら、楽に生活できる。」というものでした。
聞いた瞬間は、そういう意見もあるよな〜、という程度で、あまり印象には残りませんでした。
しかし、ある時「自分に期待をするから、失敗することが怖いんだ。」ということに気づき、ワークショップで聞いた「わたしは、自分に期待をしなくなったら、楽に生活できるようになりましたよ。」という意見が心に響き始めました。
この言葉、わたしにとっては魔法の言葉になりつつあります。
自分に期待することがなくなってきたら、躊躇なくいろんなことにチャレンジできるようになりました。
先のことは誰にも分からないですし、心配しても不安が募るだけで何も解決しません。もし失敗したとしても、何度でもやり直せますし。
慣れないことをする時は、緊張しないわけではありませんが、その場を楽しめるようになりました。
自分に期待をしない…でも、希望を持って生きていく…この考え方が今のわたしを支えてくれています。
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。