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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

「学校に行く意味がわからない」3年半の不登校から現役高校生エンジニアへの道のり

不登校 エンジニア

現役高校生歌手や現役高校生モデルなど、今や10代の高校生も様々な分野で活躍しています。そんな現役高校生の中に、不登校ををきっかけにプログラミングと出会いエンジニアとして活躍している男子高校生がいます。

現役高校生でありながら、エンジニアとして「株式会社ウィンクル」というIT企業に勤務、「Gatebox」というホログラム映像を使ったコミュニケーションロボットの開発に携わり、数々のコンテストでの受賞経歴もある吉開さん。

吉開さんの携わったこのコミュニケーションロボット「Gatebox」は、オタクの方々の夢が詰まった優れもの(笑)。ホログラム投影技術によって映し出された3Dキャラクターとコミュニケーションを取ることができるロボットです。


そんな現役高校生にしてエンジニアとして活躍している吉開さんには、約3年半の不登校経験があります。きっかけは「学校に行く意味が分からない」と小さな疑問を持ったこと。いじめや家庭環境が悪くなったというわけではないのです。母親は「休んだらいいんじゃない?」と言ってくれたそうですが、父親は学校に行かせたい気持ちがあり、よく喧嘩をしていたそうです。

私も過去に「学校に行きたくない」と不登校になり、親とよく喧嘩をしていた経験があるので彼の気持ちはよ〜くわかります(笑)

そんな不登校中、ある父の言葉がきっかけでエンジニアを目指すことに。
不登校になった1年間、ずっとゲームをしていた吉開さんに対し「そんなにゲームが好きなら自分で作ってみたら?」と言い放ったそう。その「ゲームを作る」という一言に惹かれ、その日を境にプログラミングの世界にどっぷりハマることに。

なんとその後は父から専門書を60冊与えてもらい、独学で勉強したんだとか…!

何か大きなきっかけがあったわけではないのですが、一番の理由は学校の空気に窮屈さを感じていたことでしょうか。

僕の場合は、周りに左右されず自分のペースで勉強を進めるのが合っていたんだと思います。

そう考えると、いまどき不登校もまんざらではないのかもしれません。自分の好きな分野を思う存分勉強できるわけですから。ただ彼の場合は、周りのサポートを含め様々な環境が重なって現在のエンジニアとしての道につながっているようですね。

僕には大きな目標が2つあるんです。
ひとつは、コンピュータサイエンスの技術を活かした、モノづくりのサポーターになること。
もうひとつは、不登校だったり学校での生きづらさを感じている子どもたちのための、教育支援の仕組みをつくること。

そう語る吉開さん。人と違う道でも、 人それぞれにその人の道があっていい。生きていく上で、年齢や不登校であることなんて実は重要ではないんだと、改めて考えさせられました。

不登校という経験をしたからこそ、これからの時代に必要なサービスを生みだしてくれそうですね。吉開さんの今後の活躍に期待です!

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