いつの日も、外国語の習得に憧れる人は多くいます。今なら中国語、韓国語なども人気ですが、長く学習されてきた歴史のある外国語の代表格は今でも、やはり英語ではないでしょうか。

しかし忙しい現代、社会人がまとまった学習時間を確保するのは大変難しいことでしょう。

だから、お願いしたいことがあります。

スキマ時間の活用

語学を習得した人で、特に留学経験もなく大人になってから独学で身に付けたような人が必ずやってきたことに、「スキマ時間の活用」があります。

電車の勤通時間などの空いた5分10分を利用して小刻みに勉強するのです。

携帯音楽プレーヤーに音源を落とし、同じ文章を何度も聴き返しながら英文をイメージします。

最終的にテキストを見ずに英文の流れるままに音をすべて捉え、内容を理解し、音声の流れとともに自分も発音できるようになるまで反復学習します。

そのとき、最も効果的な学習方法が音読です。

しかし、朝の車内はみんなシーンと黙ったまま。
一人で喋っている人など誰もいません。

こんな中、勉強とはいえ突然英語を喋りだすのはかなり勇気のいることでしょう。

ちょっと不気味かもしれないけど…

それでも、学習意欲の高い人はなんとか音読に挑戦しようとします。

そういう彼らのやることが、声を出さない音読です。
発音どおりに口元を動かし頭の中だけで音声をイメージするのです。

「自分はいま声に出して読んでいる」とイメージするだけでも、リスニングや黙読だけをするより、はるかに効果的です。

しかし、それですら、周囲の人はびっくりするかもしれません。
特に、外国語学習に励む人の絶対数が少ない地方においては。

人口の多い都会で、いろいろな人がいることが前提とされる土地なら、「(あ、勉強してるのね…)」と、黙って理解してあえて無視できる人も多いことでしょう。

……わりと頻繁に見かける光景でしょうから。

分かれば平気、無視する優しさ

私もバスの中で携帯音楽プレーヤーで英文の音声を聴きながら発音していたことがあります。私の場合はハッキリ発声して、です。

とてもご迷惑をおかけしたことと思います。
今では反省しています。

それで今は、例に漏れず私もモゴモゴ無声発音していますが、そのとき工夫することがあります。

たとえ必要がなくとも、おもむろに英語学習用のテキストをカバンから取り出して周囲に見えるよう手に持ちます。あるいは膝の上に置きます。

あからさまに「私は英語の勉強中だから、発音練習しているだけです。変な人じゃないよ」と訴えるのです。

それはそれで、やっぱり変なのかもしれませんが… 難しいですね。

お願いというのは、もしも、電車で口元をモゴモゴ動かしている人を見かけても、意図的に無視する優しさを持ってほしいということです。

突然でびっくりするのも仕方ないと思いますが、そのあとはジロジロ見るなどせず、何事もないように無視してください。

実際に、なんでもないことですよね。
勉強してるだけですから。

私が本格的に英語学習を始めたのも成人してからで、当時はMDプレーヤーがまだ高価で、カセットプレーヤーで勉強していたことを覚えています。

英検の受験前などは必死になってなりふり構わず発声して音読したこともあります……迷惑ですね。

勉強にはさまざまなものがあって、テキストを受動的に学習すればそれなりの成績の残せる種類のものもあります。

しかし、語学はどうしても音読するなどの音声学習が必須です。今ではスマホのアプリで学習するなど方法も多岐にわたりますが、勉強している人も必死なので、仮に見かけても、優しい目線で無視してあげてください。

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