皆さんは幼少期の頃などに「あ、宿題忘れた!」という経験や「片付けなさい!」と注意された経験はありませんでしたか?私はよくありました(笑)。しかし、そんな些細な事が大人になってからも、社会に出てからも続いているとしたら…。
最近よく目にする「ADHD」という言葉。ネットニュースでも日々ADHDについての様々な記事が取り上げられています。
ADHDとは注意欠陥・多動性障害といわれ、「しょっちゅう忘れ物をしてしまう」「部屋が片付かない」「衝動的に行動する」などといった特性がある発達障害の1つである。
有名人ではモデルの栗原類さんや、経済評論家の勝間和代さん、タレントの黒柳徹子さんなどがこのADHDを告白しているんです。
最近ではこの病気が原因で、職場でのミスや家庭問題、さらにはうつ病を発症してしまうADHDの人が増えているといいます。
「宿題を忘れないとか、多分普通の人がそんなに頑張らなくてもできることが、ものすごく頑張ってもできない。(自分は他人に)迷惑をかける人間なんだなと、ずっと思っていました」
こういった些細な忘れものや不注意といった”当たり前にできることができない”事象は、人に理解されにくく、特に職場においては「何回注意したらわかるんだ!」「なんであの人同じミスばかりするんだろう…」と相手を怒らせてしまったり不快にさせてしまったり疲弊させてしまうこともしばしば。
しかし、なぜ今目立ってADHDの大人が増えているのでしょうか?
それは「コミュニケーション能力」を求められる時代だからだといいます。昔はものづくりや農業など、現代ほど人と人とのコミュニケーションが求められることは少なく、ADHDの人がいても目立つ事がなかったためではないかと言われています。
学生→社会人という流れもそうですね。
学生時代はちょっと変わった個性的な人というイメージの人が、いざ社会に出てみると「遅刻を繰り返す、ルールを守れない、メモをとることができない、同じミスを繰り返す…」というように「仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまいます。
自分自身でADHDを自覚していない人の中には、しょっちゅう注意をされるため自身喪失する人も。
大人の発達障害の治療で大切なことは、本人が現実に気づいて、自分を見つめ直すことができれば、治療の効果が上がり、改善する可能性は十分にあります。大人の発達障害の治療は、全てを認めて(認知)、受け入れること(受容)から始まるのです。(出典:発達障害に気づかない大人たち)
— 発達障害/ADHD/アスペルガー症候群 (@asperger_adhd_) July 18, 2016
空気が読めない、よく怒られる、優先順位がつけられない…など、仕事上のミスが続き「もしかしてこの人ADHDかも」という同僚がいたら、
例えば、「あれを取って」と言っても「あれ」が発達障害の人には分かりませんし、「10時頃に集合」と言っても10時頃とは具体的に何時なのか分からないので混乱してしまいます。
— まめだぬき (@mame365march) July 25, 2016
発達障害の当事者の方とのカウンセリングは、抽象的な言葉・事象を極力さけ、なるべく具体的な事柄を扱う。そのため、一見すると「ミもフタもない」感じになります。
— Mako Iokibe (@iokibe) July 22, 2016
まずは、わかりやすく具体的に声かけをしてあげるといいのかもしれません。
http://blogos.com/article/183605/
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