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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

「コミュニケーション能力」って、何ですか?

コミュニケーション能力の時代です。
コミュニケーション能力を身に付けましょう。

たとえば、英語教育でも、コミュニケーション重視だそうです。

コミュニケーション、コミュニケーションって、言っておけばいいとでも思っているのですかね。

日本人らしい意思疎通

大勢の人と和気あいあいと仲良くいっぱいおしゃべりして、自分も誰も彼も笑顔で、「よかったね〜」という雰囲気を、コミュニケーション能力が高い、というのでしょうか。

ところで、無口思慮深いのって、ダメなのでしょうか?

コミュニケーション能力を解説する本などで挿絵に入っているようなリア充の外国人たちが笑顔で”Yeah!“とか言ってそうな写真の様子は、日本人には似合わないと思うのです。

無理してませんか?

コミュニケーションには様々な方法があって、自分の性に合わないなら無理して今はやりのコミュニケーションのとり方にこだわる必要はありません。

静かな雰囲気のなか言葉少なにとつとつと言葉を紡ぎ出すのだって構わないのです。
その方が、日本人らしくて無理がなくていいと思いませんか?

欧米風なコミュニケーションがいつも正解というわけではありませんし、そもそも、日本人であの欧米人風のコミュニケーションが得意な人っているんですかね。

なぜコミュニケーションは「共有」なの?

コミュニケーションという英単語、”communication“の意味を正しく知ったうえでコミュニケーションという言葉を使っている人はどのくらいいるのでしょう?

コミュニケーションの本来の意味は「共有」です。これは段々と有名になって知っている人も増えているようです。

ではなぜ、共有なのか?

munとは変えることです。
共に変えるから、co+mune=commune。

これはかなり古代から存在する単語で、「コミュニカチオ」というラテン語として知られています。
ラテン語は英語の語源の一つです。

互いの認識を同じに変えるので動詞化して、communic+ate

これに名詞化する、ion、を付けて、communication、となります。

共に変えるとは互いの認識を同じものに変えていくこと。

共有さえしていれば、それは立派なコミュニケーションです。
たくさん話さなくたって構いません。

むしろ、中身の薄いことをベラベラ音声流しっぱなしに話していればいいみたいな風潮の方が、はるかにコミュニケーションとは遠く感じられます。

寡黙で思慮深くていいのです

思いを共有できてさえいればむしろその方が

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