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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

映画を見て、泣きますか?

感動的な映画のことを「泣ける映画」などと表現します。
どれだけ思いきり泣けるかということが、現代は映画の評価基準になるのです。

釘を刺すようで申し訳ないのですが、人が本当に感動した時って、泣きますか?

「泣くこと」だけが、感動の指標なのでしょうか?

本当の感動がもたらすもの

私はそれほど多くの映画を見てきた人間ではありません。
どちらかと言えば、多くのを読んできました。

ですから、原作のある映画の場合、むしろ原作本を読んで理解し、映画は見ないこともあります。

それでも、映像や音声の補助が無い小説の方が、すべての演出を自分の頭で作り出して読み進めなくてはならないだけ、読み終えたときの感動は最大に膨らませることができるのではないかと思っています。

そして、一冊の小説を読み終えて深く感動したときにとるリアクションは、

感動のあまり黙り込んでしまい、何も言葉が出ない

です。もちろん、涙も出ません

泣くことと黙り込むこととの違い

泣くことを感動の指標にすることを、否定するわけではありません。

しかし、声を上げて涙を流せるうちは、まだ自分の心に自分を操作する余裕が残っていると思うのです。心が作品に徹底的に支配され、自分の感情が麻痺してしまうほどの感動には至っていないと考えられるのです。

最大の感動は、泣く余裕すら与えてくれないだろうと思います。

数少ない映画遍歴

あまり映画を見ない私ですが、誰もが見るようなとても有名な映画は、少しは見ます。
主にヒューマン系の映画を好んで見ます。

フォレスト・ガンプ」とか「ショーシャンクの空に」とか。

そのときちょっとは泣いたかな…あまり覚えていません。

その時も、例えば「ショーシャンクの空に」のラストで、綺麗なが広がる引きのシーンを目にして感動のあまり身動きが取れなくなったことは覚えています。

ちなみに、私はDVDを借りて自宅で見ました。

もちろん、映画でも小説でも、その他どのようなメディアであれ、感動できる心を持つというのは素晴らしいことです。自分の感動の表出が涙であれば、泣いてしまえばいいと思います。

しかしもし、これから公開される映画のキャッチフレーズとして

感動のあまり声も出ず、涙を流すことすらできませんでした

などが使われると、これは期待できると思って、見てしまうかもしれません。

via:YAHOO!JAPANニュース

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