人と話していると急に暗くなったり、急に不機嫌になったりして「自分が何か悪いことを言ったのかな?」と不思議に思うことはありませんか?このサイトでは、「心理学」を使った、人の心のしくみについて説明します。人の心を理解し、楽しいコミュニケーションを行っていきましょう。
ざっくり
「心」は何のためにあるの?
自分が暮らす環境に適応するために、心が変化しています。心には、「感情」・「感覚」・「思考」などの感じる部所があり、周りの変化に合わせて、心も変化させているのです。
例えば、食事の時に、「美味しいにおい」がします。そして、「本当に美味しいのか心配」になります。口に入れると、ご飯のあたたかいことや美味しさが伝わり、「美味しい!」と感じるのです。 「美味しいにおい」と感じたのは「感覚」で、「本当に美味しいのか心配」と疑問に思うのは「思考」、「美味しい!」と感じるのは「感情」になります。
しかし、他人の家や海外で食べるとどうでしょう?時間が経つに連れ、慣れている自分の家の料理が恋しくなるかと思います。こういう風に、環境に慣れるための機能である「心」が必要になってくるのです。
人は刺激や絆がないと生きていけない
疲れているとき、「休みをとって、一日中、寝ていたい」と思う方は多いと思います。実は、「一日中、寝る」という行為は、人間にはできないのです。なぜなら、人間には、物に触ったり見たりする「刺激」が必要不可欠です。
協力者数人に一日中、寝てもらう実験をしました。ベッドに仰向けになり、アイマスクをして手に覆いをし、食事やトイレは介護士がします。ところが、一日も経たずにやめた人が続出したのです。中には精神疾患にかかった人もいました。ということで、人はいろんな物を見たり触ったりする「刺激」がないと、生きていくことはできなくなります。
絆も必要です。施設で育った子供たちは、親元で育った子供よりも死亡率が高くなります。それは、子供たちとスタッフの間の「絆」が足りないからです。
人間に近いサルで実験をしました。胸からミルクが出るサル人形と、暖かいサル人形を用意し、そばに複数の子ザルを置きます。ほとんどの子ザルは、最初にミルクが出る人形に行きミルクを飲むが、飲み終わるとすぐに暖かいサル人形に行き、長時間居座りました。生き延びるための食事よりも、生き物と絆を結ぶために暖かい人形に寄り添ったのです。
人間の赤ちゃんも同じで、自ら絆を結ぼうとしています。絆を結ぶために、泣く・抱きつく・母乳を飲む・微笑むなどの行動を行い、歩けるような歳になると母親の後をついて行くのです。 ということで、「絆」が無いと、生きていけません。
子供に愛情を注がないと、「生き地獄」な状態になり、家庭内暴力と同じ辛さを受けてしまいます。お子さんを持っている方は十分に注意してください。
《知覚欲求》人間や動物は刺激に対して反応するばかりではなく、刺激の無いときに自ら刺激を求める。これを知覚欲求と言う。
— 心理学【知らなかったらRT】 (@shinrigaku_bot) August 28, 2017
心理学とは?
「心理学」とは、人が発する言葉や行動をから人格や心などを推測するための学問です。観察や実験などを行い、言動から生まれる人の心の変化を研究しています。勘違いする人もいますが、人の考えや思いを読むものではありません。
占いや、本に載っている「心理テスト」は心理学ではない
占いや本の心理テストは、大雑把な結果のみしか伝えていません。公式の心理テストは心理学者が面接や観察を行い、心理査定した後、詳しい解釈の説明をして今後の対策を考えます。心理テストは、心の問題を解決するためにあるもので、占いや雑誌の心理テストで「当たった」「外れた」、「信じる」「信じない」と思わせるものではないのです。
https://t.co/kp1MyB5w1X やりたかったのはこっちな。ユングの心理学に基づいた、8タイプの性格分け。荻原規子先生がエッセイで書かれていた、「思考」「直観」「感情」「感覚」の4タイプに分かれる診断ってこれじゃないかしら。ちなみに私は何回やっても「内向的感覚」型。
— 鈴颯その3か4 (@kryptonlethelun) May 21, 2016
心がわかれば行動も予知できる
数学は、定理がわかれば解くことができます。心も同じように、定理がわかれば行動が予知できるのです。定理が確実に定まるために、心理学者は観察や検査などをしています。 行動の予知は、社員同士のことが熟知できたり、客を呼び込むなど、いろいろなところで役立っているのです。
コミュニケーション能力が高い人は、
無意識のうちに心理学を理解している。『好きな人と話している女性は、声のトーンがワントーン上がる』
というのは本能的にわかっている。こういう小さなヒントがたくさんあるから、
人間って心がわかりやすい生き物です。— 仁 (@jinren3082) August 17, 2017
落ち込んでいる人を助ける方法
落ち込む原因は、心のもつれからなるものです。心のもつれの原因は、はっきりわかっていません。原因は大まかに、社会に適応できているか・決められた事に従っているか・自分の各能力は統計的に平均か・身も心も健康的かの4つに分かけられます。 心のもつれは本人のみではなかなか解決できません。落ち込んでいる人を助ける前に、4つの原因を頭に入れておきましょう。
落ち込んでいる人を助けるには、「傾聴」が一番大切になります。「傾聴」とは本人の話を聞き、感情を捉え、心の紐を解こうとする行為です。まず、本人から、「どんな体験をしたのか」「その体験を本人はどう認識したのか(嫌など)」「その体験をして身体にどんな異常が現れたのか(気分が落ち込んだなど)」を聞き、相手の心情に共感して、心のもつれを解く努力をしましょう。 時間が経過しても正常に戻らなかったら、精神疾患になる前触れです。早く病院へ連れて行ってください。
傷ついた経験を多くすると、いつしか人を信じなくなり、その結果、人は「怖れの象徴」となり、過剰防衛で人間関係構築が出来なくなる。しかし結局のところ、自分から人を好きになることが、自分を守ることに繋がる。何故なら 自分に好意的な気持ちを向ける人を、人はむやみに攻撃したりしないから。
— 安定のための心理学bot (@taizo_kato123) August 26, 2017
安室:そもそも心理学とは人間関係で絡まった糸を解くために存在するものだと思うんですよね。
赤井:運命の赤い糸では無いが、多くの"人間関係"という名の糸を解く助けになるように呟いて行くから宜しく頼む。— 赤井と安室の心理学教室 (@akam_psychology) August 27, 2017
心の異常の種類
話をしていると、理解できない時(急に怒る・話がおかしくなるなど)があるのではないでしょうか?話が理解できなくなる原因のほとんどが、心に異常がある方です。心の異常は大きく分けて下の4つになります。「自分が何か言ったのかな?」と自己嫌悪する前に、話した内容を思い出し、双方に4つの心の異常がないか考えましょう。
知覚的異常:現実には存在しないもの(幻視)を見たり、現実にはない音(幻聴)を聞いたりする。
思考的異常:考えがまとまらなかったり、話がおかしくなったりする。
記憶的異常:見たことや聞いたことをすぐ忘れてしまう。
知能的異常:知能の低下や遅れがある。 精神的異常:感情や意欲などの精神的異常。
人間関係は生きていくことに必要不可欠な存在になっています。昔は知識を持っている人が楽をできていましたが、今ではコミュニケーション能力を持っている人が楽する時代です。多くの人がコミュニケーション能力を上げようと頑張っているので、「心理学の本」や「コミュニケーション関係の本」が多く売れています。今の時代に取り残されないよう、コミュニケーション能力を上げていきましょう。
via:ビジネス心理学
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