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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

聴覚障害を持つ早大ラガーマン 岸野楓選手の挑戦

空前のラグビーブーム。TV CMで五郎丸選手を見る機会も増えた。そのような盛り上がりを見せる日本ラグビー界に新星の誕生だ。早大ラグビー部の岸野 楓選手(18)である。聴覚障害を持ちながらも、強豪ひしめく大学ラグビーというステージで日本一を目指し、仲間と厳しいトレーニングに励んでいる。

「聴覚障害者としてではなく、1人の選手として見る」と声をかけられ、「現役時代をテレビでしか見たことのない偉大な監督に言われてうれしかった。期待に応えたい」と意気に感じた。

岐阜聾学校出身の岸野 楓選手(18)は、高校時代は筋トレもできておらず、基礎もできていなかったとのことでチーム内でのパワーは最下位であった。しかし、スタミナは通用すると確信し、トレーニングに励んだ。早大のラグビー部は誰もが入れるわけでなく、約2週間の新人練習というハードルを越える必要がある。岸野楓選手は脱落者も出る新人練習を乗り越え、部員になることができた。

彼は聴覚に障がいを持っているため、監督の指示やチームメイトの声が聞こえていないが、岸野選手自ら手話を使いチーム仲間と話をしたり、練習では指示をボードに書いたりなど、チームメイトでサポートし合あいコミュニケーションを図っているとのこと。

しかし、実戦の時に「(6月18日の)横浜国大との練習試合に出場したときは味方の出したパスのコールが聞こえず、自分で当たってしまった」

困ったこともあったそうだがだ、練習を積み、チームとの連携、周囲のサポートの結果、例え耳が不自由であろうが果敢に挑戦している。

ちなにみ、ラグビーといえば先日「一般社団法人日本ラグビーフットボール選手会」が発足した。「日本ラグビーの発展への寄与」「社会貢献活動」の一環として、ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)、聴覚障害者ラグビーの発展も支援していく。

最近では専用スポーツウェアブランドも誕生するなど盛り上がりを見せる障がい者スポーツだが、普及の社会的要因は揃ってきた。

一過性のブームではなく、活躍できるステージがこれから永続的に増えていくことを願う。

岸野 楓選手がピッチに立つ試合を観戦できる日が楽しみだ。

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/shutospo/news/CK2016071002000175.html

via:東京中日スポーツ

http://www.japan-rugby-players.com

via:日本ラグビーフットボール選手会

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