自分の子どもは、かわいい存在。親にとって、この世で最も大切な宝物です。

朝日新聞で毎日連載される小さな囲みコーナー「折々のことば」。

大岡信さんが担当していたころから折りにふれ目にし、心が浄化される体験を味わってきました。現在は、鷲田清一さんが担当しています。

鹿児島に大きな台風が襲った8月6日、朝日新聞で見かけたことばが

大切なのは、名前じゃないよ。つけた名前をどれだけたくさん呼ぶかさ( 原正和)」

でした。

子どもという財産

『お父さんとお話のなかへ 父と子のお話12か月(子どものしあわせ童話セレクション1)』(本の泉社)

を出典に紹介された、この日のことばを目にし、小さな文字で続く鷲田さんの解説へと目を移しました。

自分に子どもがいれば、もっと説得力のある感想を、この場で書くことも出来たのかもしれません。

しかし、これから社会の中心となるために急激な勢いで心も体も成長していく子どもたちを貴重な存在と思う「本能」のようなものから、この日のことばには強く心を揺り動かされました。

お話の内容

娘の生まれた父親が、大切な子どものためきちんとした名前を付けたいと旅に出ます。
その後、船で遭難したところを助けてもらったおじさんに言われたことばが、その日の「折々のことば」で紹介されていたものです。

大切なのは名前そのものではなく、その名前をどれだけたくさん子どもに呼びかけるかによって、名前に対する愛情も育っていくという内容なのだと思います。

何度も名を呼び愛情を注ぐことで子どもへの愛情がさらに深いものになっていくことは、多くの親、あるいは大人にとって、理屈では説明し難い真実ではないかと思います。

育てられた体験が、育てるこころを育む

現在、社会の中心となって活躍している大人たちも、子ども時代を経由して今があります。

夏真っ盛りのいま、街には子どもたちの集団や、両親と連れ立ってレジャーを楽しむ子どもの姿を目にします。

ショッピングモールを走り回る子どももいて、大人の私は指導もしたくなりますし、ツルツルの床の上をサンダルで走ったら滑って転んで危ないと、他人の子どもであっても心配になります。

子どもに限らず、大切な存在である人の名前は、その音の持つ響きだけで自分にとって特別なことばへと変わっていきます。

ことばを使うのは人間だけではないのかもしれませんが、複雑な言語構造で詳細に説明する技能を持つ生きものは、今のところ人間が代表と考えていいでしょう。

人間にとって「ことば」は最大の発明です。

ことばから、すべての感情は生まれます。

弱い者への愛情も育てることが出来ます。

子どもも、親からの呼びかけによって自分が愛される存在であることを知ります。同じことばを共有し、名前を何度も呼びあうことで、人間は互いに大切な存在であることを認識しあうのです。

大事なことはいつも身近なところに隠れていて、大人たちはそんな簡単な答えほど、見落としがちです。

朝日新聞デジタル for school:折々のことば朝日新聞デジタル for school「折々のことば」ページ。哲学者の鷲田清一さんが様々なことばを紹介school.digital.asahi.com

via:朝日新聞デジタル for school:折々のことば

大切なのは名前じゃないよ。つけた名前をどれだけたくさん呼ぶかさ。 – 木ノ内博道の[里親家庭支援のつれづれ日記…今年から養子縁組希望者にも更新研修が行われて、真実告知のコマが増えて担当した。なぜ事実告知でなく真実..d.hatena.ne.jp

via:木ノ内博道の[里親家庭支援のつれづれ日記]

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