視覚障害者の方が利用出来る点字スマートウォッチDot Watch。
スマートウォッチでは最先端で色鮮やかなスクリーンが装備されていますが、Dot Watchは円形の画面に「棒」が飛び出すことで、点字を表現します。もちろん、スマートフォンとBluetoothで連携し4文字分の点字を表示することができます。
価格は290ドル前後とのこと。
点字により、実現することができることは、
- 時間を知る
- 電話・メールを使う
- スマホアプリを使う
などです。
点字による4文字表示なので時間だったら「0800」で午前8時、「1630」だったら午後の16時30分という感じです。もちろん、メッセージやアプリの内容も点字で分かるようになります。
さて、DotWatchを利用する上で、必要となる点字ですが、日本の場合、約30万人いる視覚障害者全体の1割しか使うことができないとのこと。
点字を記載すれば大丈夫かと思いきやそうでもない。
うちはじーちゃんもばーちゃんも盲人で点字を読んでたので
盲人ならみんな読めると思ってたけど案外、普及率低いのを最近知った。 https://t.co/Cs4a9KSspD— PhantomⅡ/さっちゃん 4/10CSD磐田 (@Phantom2577) November 4, 2015
しかし、スマートウォッチというITデバイスに点字が連動することで、点字の良さが見直されるかもしれません。
点字ディスプレイが、全国で日常生活用具給付対象になれば、点字の普及率も上がる気がする。
— kano (@kano47) June 27, 2012
通常ではスマートフォンの読み上げ機能でスマートフォンを利用し、音を出せない場面などではDot Watchの点字機能を利用するなど、スマートウォッチとしてのDot Watchらしい、活躍の場が期待できます。
未来のスマートウォッチは障がいだけでなく、内部疾患を抱えるユーザーにとって、無限の可能性につながるガジェットになるのかもしれません。
たとえば、加速度センサーなどで転倒などの衝撃や、装着者本人の動きが一定時間止まってると感知することで、提携医療機関や、家族などにアラートを飛ばすなど、コミュニケーション以外にも様々な活用ができそうです。
スマートウォッチだけなく、様々なITデバイスは大きな可能性を秘めています。
「見えないのにつかってるすごい」「こんな機能つけてるAppleすごい」じゃなくて、本来はすべてのデバイスが障害者も使えるような機能を有するべきなんだとおもう/盲目のiPhoneユーザーに聞いた、視覚を使わない驚きのスマホ操作術 | https://t.co/ntF7oOJXxD
— あかね (@akane_neko) August 19, 2016
障がいや病気などのハンディをITがどんどん解決していく時代がやってくることに期待します。
http://fingerson.strikingly.com
Via:Dot
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