サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋主催、インターネットテレビ局AbemaTV麻雀チャンネルのメインプログラム「RTDリーグ2017」予選ホワイトディビジョン全54回戦の放送が7月27日、終了しました。
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麻雀RTDリーグ WHITEが終了 小林、村上、鈴木、勝又が準決勝進出決定|Abema 麻雀 TIMES https://t.co/5Fx4eoI6Qq #AbemaTV— AbemaTV麻雀ch【公式】 (@abema_mahjong) July 28, 2017
この結果、準決勝進出を決めた雀士は、
1位・小林剛(麻雀連合)
2位・村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
3位・鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)
4位・勝又健志(日本プロ麻雀連盟)
の4名となりました。
5位・瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)
6位・藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)
7位・石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)
8位・内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)
の4名は予選敗退となりました。
RTDリーグにはもう一つ「ブラックディビジョン」が設けられており、こちらもあと6回戦を残し準決勝進出4名が決定し、8月上旬までに放送される予定です。
RTDリーグ2017、予選通過しました!
勝ち上がりは
小林剛
村上淳
鈴木たろう
勝又健志
このポイントを半分にして、ブラックからの4人を加えて準決勝です!!
ここまではできすぎだったね。 pic.twitter.com/Qq1cDPr1eU— 小林剛 (@supatechi) July 27, 2017
1位通過、小林の麻雀
1位通過した小林の打ち方はスピード重視の現代的な麻雀です。理論派で数字上の確率を意識した打ち方は「スーパーデジタル」などと呼ばれます。
高い手役を組んでリーチをかけ高打点を狙うものではありません。役牌が2枚揃っていれば鳴いて1ハン役であっさり1000点で上がってしまいます。
本人曰く「あいかわらず、役を1つしか作らずに上がるんですけど…」、との言葉どおり、打点を上げるとすればドラを多く抱えるときでしょうか。
この打ち方、ルール上まったく問題ないのですが、これを一般的に仲間内でやると顰蹙を買うこともあるでしょう。
昭和麻雀に親しまれたご年配の方だと特に……。
小林が1ハンで上がる理由は、
「他が上る前に自分が上がってしまえば振り込むことは無い」
「自分が1000点で上がることで他家の満貫やハネ満のテンパイを流すこともできる」
といったものです。まったくその通りだと思います。
しかし、こういう打ち方は実は一番難しいのです。「高い役を張りたい」などと欲を出したら一気に崩れることでしょう。それを54回戦の長期に及ぶ予選で貫き通した小林剛は、正にトッププロの名にふさわしい雀士といえます。
藤田社長が
「RTDの対局をすると、3日くらい疲れがとれない」
とおっしゃいましたがぼくも半荘3回打つだけで1kg
半荘5回なら1.5kg
体重が落ちますねここに出てる人は
だいたいそんな感じで麻雀に人生かけてるので…
最終節は誰が勝っても負けても
複雑な心境でした— 多井隆晴 (@takaharu_ooi) July 27, 2017
僕のRTDリーグ2017は予選敗退となりました。
序盤からかなり離されてしまい、大変厳しい戦いでしたが、みなさんの叱咤激励にいつも支えられ戦い抜く事が出来ました。
たくさんの応援本当にありがとうございました!— 内川幸太郎 (@kotarouchikawa) July 27, 2017
昨年準優勝の藤田、昨年決勝進出の瀬戸熊ともに予選敗退
予選最終54回戦はそれまでの順位3〜6位の4名で行われました。
前局となる53回戦までの時点で3位・鈴木たろう、4位・藤田晋、5位・瀬戸熊直樹、6位・勝又健志の並びです。
この4名はポイントも僅差で拮抗しており、この半荘でトップをとった者に予選通過の目が残る、全選手に可能性を残した戦いとなりました。
結果的に、最後尾6位の勝又が準決勝最後の椅子を手に入れましたが、白熱した勝負に決着を付けたのは対局ラストとなる南場第4局2本場で、勝又が自分の手でツモリ上がったリーチ・ツモ・タンヤオ・三色・ドラ1の親のハネ満18000点でした。
6位からの逆転4位滑り込みでの準決勝進出となったのです。
「鳳凰位決定戦と同じくらいの高揚感を感じる」
惜しくも準決勝進出を逃した瀬戸熊直樹プロ。RTDリーグの素晴らしさをかく語りました。 pic.twitter.com/kypT4Q4Bhb
— トムトム1124 (@1124tomtom) July 28, 2017
残るはブラックディビジョン
もう一つの予選プール「ブラックディビジョン」は54回戦中48回戦まで終了し、
1位・佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)
2位・平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)
3位・白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)
4位・猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)
5位・多井隆晴(RMU)
6位・藤田晋
7位・鈴木達也(日本プロ麻雀協会)
8位・滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)
らによって上位4名を決める最終盤に入っています。
スコア状況は3位白鳥までが4位猿川と100点以上離し、準決勝進出に向けて順調に進んでいます。
昨日のRTDリーグ見てて思ったのが、みんなそれぞれ色んな気持ちとか信念持って闘牌してたんやなあって思った!
藤田社長がこのリーグで2半荘打ったら3日間は疲れ取れないっていうコメントには驚きを隠せなかったな
多井さんの解説は相変わらず面白かったな!— やーまん (@u0pw7BOdpr7x9hX) July 28, 2017
一方、4位猿川と5位多井の差はわずか14.5ポイント。多井と6位藤田との差は148ポイント離れており準決勝最後の椅子である4位争いは熾烈を極めています。
ただし、25000点持ち30000点返しのオカありで1回トップを取れば30ポイント(点棒にして30000点分)の順位点が入るこの大会のルール上、連続トップを取れば逆転も大いにありえます。
しかも、現在5位の多井は昨年の優勝者です。
昨年は決勝8回戦で1回戦から6回戦まで連続トップを取り圧倒的な強さで優勝した日本麻雀界の至宝とも称されるトッププロ多井隆晴。
あと6回戦ありますから、3位の白鳥といえども油断はできません。
くっしー、カッコイイ!努力した全ての人が報われるゲームではないけど、勝ちたかったら努力以外ないのよね!!共に頑張りましょう!!! https://t.co/HyBqVXT1tw
— 村上 淳 (@zunzuntantan) July 27, 2017
昨年、第1回の「RTDマンスリーリーグ2016」が行われ多井隆晴の優勝で幕を閉じ、今年「RTDリーグ2017」と名前も新たにスタートした新設リーグ戦「RTDリーグ」。
各団体の枠を超え、それぞれの団体から主催の藤田晋による人選で選ばれた14名に藤田自身が加わり、約1年かけて優勝者を決める長期リーグ戦です。
麻雀界でその名を知らぬ者はいないトッププロだけが招聘されるこの戦いは、新設リーグ戦ながらもメディアへの登場機会、難敵揃いの出場雀士などの点で、どのタイトル戦をも凌駕する雀士憧れの檜舞台ともいえます。
自分が今どの位置にいようと、すべての選手が優勝を掴み取るため常に眼光を光らせています。
RTD敗退となりました。色々悔しい敗退を経験してきましたが、この日も朝まで眠れなかったのを、昨日のように思いだします。でも沢山の人に応援されて本当に幸せ者と感じました。また強くなって皆さんにお会い出来るよう精進します。沢山のご声援本当にありがとうございました。素敵な場所でした!
— 瀬戸熊 直樹 (@setokumanaoki) July 27, 2017
昨年の王者がここから巻き返すのか、新たな挑戦者が新王者となるのか、戦いはこれからさらにスピード感を増していくこと必至です。
毎週月曜、木曜夜9時から新編が収録で放送される「RTDリーグ2017」の今後の戦いを、どうぞお楽しみください。
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