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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

『MUSIC VIDEO』岡崎体育

まだ寒さの残る今年1月、友だちの車に乗せてもらうとカーステレオから頻繁に流れてくる曲がありました。その曲の歌い手はハキハキとした声でたくさんの歌詞を高速で歌い、なぜだか自分にはまったく意味がわからなかったことを覚えています。

その後、「岡崎体育」という名前を耳にする機会が増え、夏の今になっても岡崎体育が下火になる気配はありません。そこで、一度しっかり聴いてみようと、YouTubeを開いてみました。

クリエイション・クリエイション・クリエイション♪

MUSIC VIDEO」のmusic videoを見ました。

いきなり踏み潰してしまうんですね、曲名を表してくれたアルファベットたちなのに…(草)。

揺るぎなき制作意欲は作り手の願い狂いなき眼差しは受け取り手の想い」、その通りですよね。

「MUSIC VIDEO」はmusic videoのあるあるネタを列挙している訳ですが、パートの締めを飾る重要な部分には作り手の硬派な覚悟も語られていて、岡崎体育は「精神的なイケメン」だなと再確認させられます。

それにしても、映像の背景は故郷の街並みなのでしょうか。
程よい地方感が郷愁を誘います。

私のふるさとも、今はもう、シャッター街ですので。

音楽と映像の融合

そもそも岡崎体育は、受け取り手である楽曲の購入者が、今どのようなスタイルで音楽を楽しんでいるかを想定し、そのスタイルに合わせた、最も効率のいい発表スタイルを選んだのでしょう。

そのような工夫の前提として、現代においてインターネットは外せない媒体として認識されているわけです。

気に入った曲に出会って、それを今どきネットで調べない人はいないでしょう。

曲の中でも語られているとおり、「音楽と映像の融合」は、当然工夫の余地があることでした。しかし、これまであまり楽曲の主題としては考えられてこなかった。まだ、音楽にはこの分野があったんだ…と、気付かされる思いでした。

心地よい裏切りをください

岡崎体育による「MUSIC VIDEO」は、歌詞だけ聴いていてもなかなか意味が分からないわけです。

歌詞で語られるあるあるネタをmusic videoで映像としても提供し、映像を見てもらうことを前提に楽曲を作っているのでしょう。

もちろん聴き方は自由です。映像を見ずに曲だけを聴いても構いません。聴き手がどのようなものを求めて自分の曲を聴いてくれるか、岡崎体育はしっかり考えているわけです。

そして、この人は笑かすのが好きなんですね。

これは話術とか芸というものではなく、アーティストの嗜好の問題です。

アーティストとして今後の行末を左右しかねない発表の場で、視聴してくださるお客さまに「何か、かまさなあかん」という気持ちになってしまうことはよく分かります。

京都出身の方みたいですから…尊敬して言うてます。長く大阪にいましたから、分かってるつもりです。

音楽が、昔のレコードやカセットテープの頃のように、音声単独で鑑賞される機会は少なくなっているのです。何らかの映像をともなう形で鑑賞されるものに変わってきたということです。

私のようにYouTubeで映像と一緒に聴いたり、music videoだったり、ブルーレイでライブ見たり生でライブハウスで聴いたり。

スマホやタブレットで聴いても、映像は入手できますから。

ただし、岡崎体育の主張する真意が何なのか。それは証明の難しい問題です。

ヒントは数多く楽曲と映像の中に潜んでいることでしょう。

「MUSIC VIDEO」のmusic video映像の終了時、撮影中のクルーに「まだ使ってるでしょ、まだ使ってるでしょこれ?」と、にこにこと分かりやすく、嬉しそうにボケる岡崎体育は良い意味で少しダサくて、「俺もこんな壮大な景色の中で目一杯ボケてコケみたいに腐されたらどんなにオモロイやろ」と思わずにはいられませんでした。

岡崎体育が嬉しそうにボケてるラストの部分を本人に無断でカットして発表してしまえば、もっと面白かったかもしれませんね。

でもその面白さは、内輪である制作側の人間にしか伝わらないからダメですね。

見る側は何も考えず楽しめばいいのですが、映像と音楽を違和感なく組み合わせるのって、作曲する側にとってはきっと難しいことなのだろうと思います。

とても面白い作品に久しぶりに出会いました。

いろいろと偉そうなこと言って、ごめんなさい。

via:YouTube

http://sp.uta-net.com/song/207994/

via:岡崎体育 歌詞情報 – 歌ネットモバイル

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