日本で障害者差別解消法が施行されて1年が経った。
その27年前の1990年。
アメリカは世界で初めて、障害による差別を禁止する法律「障害を持つアメリカ人法(ADA)」を制定している。
「ADA27 LEAD ON! YOUTH PROJECT」とは?
障害者自立運動の先進国であるアメリカ。
そのアメリカに日本の当事者が自ら企画して足を運び、制度や意識を学ぶプロジェクトが進んでいる。
その名も「ADA27 LEAD ON! YOUTH PROJECT」!
「実は今Tシャツを売っているのです」この言葉から始まる出会いがある。
私たちはアメリカでADAを学び日本の社会に生かしていくために今年の夏ワシントンDCへ行きます!説明していくうちに熱が入る。… https://t.co/VTQdTTxGD1— JapanGiving (@JapanGiving) June 15, 2017
メンバーはこの夏、渡米予定だ。
川崎 良太さんに聞く、アメリカで経験したいこと、伝えたいこと。
渡米の大きな目的は7月23日〜27日に行われる、グローバルILサミットと全米自立生活センター協議会主催カンファレンスに出席することだ。
実際に最先端のバリアフリー事情を体感し、世界各国の障害者と交流して意見交換をすることで、次世代のリーダー育成を目指す。
このプロジェクトに参加し、NPO法人 自立生活センターてくてくで働く川崎 良太さんに話を伺った。
「アメリカではよく『人間になれる』と聞きます。バリアフリーが進んでいるのもそうですが、人が対等に接してくれるというのを体感したいです。スタジアム等、世界的なバリアフリーも見てみたいです。」
「アメリカへ行き、相模原の事件を二度と繰り返させないことを世界的にアピールしたいと思っています。」
http://ameblo.jp/ada27leadon/entry-12281236725.html
障害の有無に関わらず、当たり前に地域で暮らせる社会を目指して
だが、渡米するために克服しなくてはいけないことがある。
費用の問題だ。
通常、介助者を要する旅行は障害者が介助者分の費用を負担する。
それに加えて、酸素ボンベや呼吸器が必要な障害者はレンタル料もプラスされ、健常者の約3倍もの費用が必要となる。
現在、プロジェクトではクラウドファンディングや口座振り込みにて、渡航費の寄付を募っている。
・クラウドファンディング https://japangiving.jp/campaigns/32953 ・口座振込(ゆうちょ銀行) 店名:〇一八(ゼロイチハチ) 普通預金5986520 名義:LEAD ON! Project実行委員会
この費用は金銭面の問題だけではない。
当事者、介助者ともに精神的な負担も軽減される。
ちなみに、クラウドファンディングにはこんなギフトもw
心の叫び https://t.co/TWtlGapKlf
ブログ更新— ADA27 LEAD ON ! (@ADA27youth) June 12, 2017
最高!
「人間になれる」。
川崎さんが話した、この言葉が胸に残る。
なぜ、自分は当たり前と言われることができないのか。
なぜ、周りは自分にだけ口調を変え、同じように扱ってくれないのか。
自分自身もそこに甘えていたところがあるが、それが長い間わたしの当たり前でもあった。
経験は必ず力になる。
わたしはこのプロジェクトを見届けたい!
このプロジェクトは障害者に限らず、今と未来を変える大きなきっかけになると感じている。
公式サイト:https://gracebaske8.wixsite.com/mysite ブログ:http://ameblo.jp/ada27leadon Facebook:http://urx.red/EenF Twitter:https://twitter.com/ada27youth