日本文化の代名詞となった、クールジャパン。
特にクールジャパンの発信元のひとつ、日本のアニメや漫画は心理描写が繊細で海外からも大きな共感を得ている。
そんなアニメや漫画から派生したコスプレ。
いま、インドネシアやマレーシア、シンガポールなどの東南アジアを中心に、イスラム教徒の若い女性の間でコスプレが流行しているという。
お洒落アイテムのひとつへ、ヒジャブの魅力
わたしはメイクをすることで、自分に自信が持てるようになった。
そのメイクとコスプレは近いように感じる。
どちらも変身する楽しさがあり、自分をどこまで変えられるか、どう変えるかと追及心を掻き立てられる。
一見、イスラム教徒、ムスリムの女性といえば全身を布で隠しているイメージが強く、コスプレと結びつきにくい。
だが近年、このイメージは崩れてきているようだ。
服装も、ヒジャブと呼ばれる髪を隠すスカーフもカラフルなものが現れ、身体のラインが見える軽やかな格好の女性も増えた。
ヒジャブの巻き方も様々、それに合わせてメイクや小物を考える人もいるようで、ヒジャブがお洒落アイテムのひとつともいえる。
ぜひ挑戦してみて!ヒジャブコスプレ
しかし、コスプレは既存のキャラクターがあってこそのもの。
自分で生み出すメイクやお洒落とは違う。
どうやってキャラクターに似せているのか。
なんと、ヒジャブを上手く活用し、髪の毛に見立てているのだ!
【コスプレの凄さ】ムスリムの少女、ヒシャブを使ったコスプレがファンタジーすぎる!! https://t.co/Mmpq8X3Bj1 pic.twitter.com/XbGd2uPcvb
— アサガヲblog@祝!初専属カメコ就任! (@asagawoblog) June 10, 2017
前髪もしっかり表現されている。
https://twitter.com/tms113/status/872759872374177792
新しい!そして、かわいい♡
この手法はヒジャブコスプレと呼ばれている。
好きなものを楽しむ気持ちは無限大!
ヒジャブコスプレはヒジャブを活用すること自体を楽しみ、自信や誇りにもなっているという。
エジプトのイベントに呼んで頂いた時も皆ヒジャブをかぶりながらとても楽しそうにコスプレしてた
ムスリムの世界で新しいコスのスタイルが生まれたのって興味深いし何よりヒジャブって美しいよね。エジプトでできた友達とは今もInstagramでつながってる pic.twitter.com/fZvI820hw9— 流斗【リュウト】 (@xryutoxx) June 7, 2017
しかし、やはり肌を露出することはあまり出来ないようで、キャラクターの格好をそのまま真似することはむずかしいそうだ。
規則や伝統を守りながら楽しむ、それは簡単なことではないだろう。
だが、どうしたらキャラクターに近づけるか。
考え抜いたこの逆転の発想は、ムスリム女性の強さとたくましさを感じる。
そして、コスプレが海を越えて楽しまれていることも嬉しいものだ。
「コスプレは宗教関係なく誰でも楽しめるものだと思います。何らかの理由で表現を制限されているとしても、みんなの想像力は無制限だということを知ってほしい」
ムスリムのコスプレイヤーさんたちにヒジャブ・コスプレについてお話を伺いました。https://t.co/eMbq0lTB7p pic.twitter.com/1C2Zg2c4Zb
— Eimi Yamamitsu | 山光瑛美 (@eimiyamamitsu) June 6, 2017
自分の好きなものを楽しむことに、人種や宗教は関係ない。
むしろ、キャラクターになりきるコスプレは、それらを超えてどんなものにもなれる。
コスプレが人々を繋ぐひとつのツールとして、さらに楽しまれることを願う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000005-withnews-int
via:Yahoo!Japan