あなたは「ハラル(ハラール)」という言葉を聞いたことがありますか?いかにもアラビア語的な響きですがその通り。「許されている」という意味の「ハラル(ハラール)」は、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指します。
彼らは豚肉やアルコールといった食品を法律上口にしてはいけません。(厳密にはこれ以外にもいろいろと制約はある)
https://twitter.com/KaoriD73/status/801273184439779328
ここで、少し偏見を抱いたそこのあなた。「い、イスラムって…イスラム教の人ってやばいじゃん!」少しでもそう思ったあなたへ。イスラム教徒の方の中には、日本人の無理解のせいで不当な扱いや対応をされた方が多くいます。彼らは、人に優しい宗教であるにもかかわらず、一部、世界中を駆け巡った悲しく痛ましいニュースのせいで不当な扱いを受けています。
イスラム教徒の教えが集約されている聖書コーランに記されている内容は「自分や他人の命を大切にする」という人間にとって基本的なことなのです。そのため日本に在住するイスラム教徒の人々は「テロは本来の教えに反する」と言い、誤解を招きかねない『イスラム国』という呼び名を嫌っています。
先日、世界中で話題になっていたのがフランスのファッション大手「ZARA」でヒジャブ(ムスリム(イスラム教徒)の女性が頭に被っている布)着用のイスラム女性を入店拒否したというニュース。
ファストファッション大手「ザラ」のフランス店舗で、ムスリム(イスラム教徒)のスカーフをかぶった女性客が入店を拒否されている動画がインターネット上で拡散し、騒ぎとなっている。事態を重く見た「ザラ」は、従業員2人を解雇したと先月中旬、明らかにした。
私たちHIFUMIYO TIMESを運営しているひふみよベース紫原のある鹿児島県でも、ヒジャブをまとったムスリムの方を目にします。
以前こんな場面を目にしました。病院の待合室での出来事。ヒジャブを被ったムスリムの母子がいました。黒っぽい色のヒジャブに違和感を覚えたのかもしれません。彼女らが待合室のソファに座ったとたん、隣の人があからさまに席を立ちました。他の人もそうでした。わかりやすい目つきで彼女たちを避けたのです。
日本では…特に閉鎖的な鹿児島の田舎では、無理もありません。ちょうどこの時期、テレビのニュースでは拘束された日本人と黒いヒジャブとオレンジ色の服を着た戦闘員が連日放送されていました。
本来、とても人に優しいイスラム教徒。一部ニュースに取り上げられた内容のせいで、誤解を抱いている日本人がまだまだ多いのです。
話は変わり、宗教が変われば食や文化も当然変わります。鹿児島県の代表的な特産品である黒豚や焼酎も彼らは口にすることができません。ただ、日本には、鹿児島には、他にも美味しい食材が山ほどあります。昔から鹿児島に伝わる郷土菓子「げたんは」(黒砂糖を使用した棒菓子)や「あくまき」(もち米を灰汁(あく)で炊いた餅菓子)は、彼らも口にすることができます。
久しぶりに南海堂のげたんは食べた。美味しい☺️ pic.twitter.com/aphg1bmeIA
— nao (@life_with_krj) November 25, 2016
https://twitter.com/kagoshima_love/status/794815092365737985
先日は、日本初となるヒジャブを被ったムスリムファッションショーが行われました。最近のヒジャブは、カラフルでおしゃれなデザインのものが多く、近い将来、日本の若い女性の間でもトレンドとしてブームになるのではないでしょうか。最近ではアルコールを使用していないコスメ、ハラル化粧品なども増えています。
そして、ムスリムの女性は本当に美人が多い!
イスラム教徒の女性が着用しているヒジャブを巻いてもらったの巻。
近年はファッショナブルにヒジャブを着こなすヒジャブ女子が増えているそうです。#ジャカルタ珍道中 pic.twitter.com/lW89KTAjSr— YANAKIKUマネ寺本 (@yanakikuinfo) November 25, 2016
美味しい日本の味をもっと世界中の人に。4年後の2020年に控えた東京オリンピック・パラリンピックでは日本中が様々な人種で溢れかえることでしょう。人種・宗教・障害問わず、多くの人が素晴らしい日本の文化を体感できるといいものです。さらに日本にも様々な文化が当たり前として広まっていくのでしょう。
http://spotlight-media.jp/article/111471359616018922
via:spotlight
http://www.sankei.com/west/news/151201/wst1512010007-n1.html
via:sankei.com