難聴…一見して誰かが当事者を見たときに障害を持っていると気づかれない障害です。
以前、僕が書いた「クローン病患者などの障がい者用トイレ事情。見た目にはわからない障害を抱える人のために」という記事でも書きましたが、一見して障害を持っている人とはわからない、理解されないことがあります。
難聴も一緒です。
一見して「彼・彼女は耳が聞こえにくい」ということがわからず、普通に話しかけれらます。
結果、話しかけた人は「無視された」と感じてしまい、あまりいい雰囲気になりません。
わたしさんからの拡散希望です。
聴覚障害についての社会的なサポートや理解をお願いします。#闘病女子部#拡散希望#聴覚障害#難聴 https://t.co/JbVuPde1mT
— 闘病女子部 (@Toubyoujoshi_bu) December 9, 2016
職場で聴覚障害者のトリセツを作ろうかと相談してるのだけど聾者/難聴者をどう説明するか。若い聾者のアイデンティティのありようが変わってきているので、ろう者=聞こえない人、難聴者=聞こえにくい人、的な従来の説明では不十分。
— サクラコ🌸 (@withCRS) December 7, 2016
もちろん、聴覚障害だけではありません。
僕たちも年を取れば耳が聞き取りづらくなります。
僕がご紹介するのは「Comuoon(コミューン)」。
Comuoonは、
聴こえに悩む人が自ら工夫するのではなく、話す側から聴こえの改善に歩み寄るという逆転の発想から生まれた対話支援機器
です。
この逆転の発想はユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石 真一路氏の経験があったからだとわたしは感じます。
中石氏が出演したTEDで話しています。身近にいた難聴を抱えた祖母や父など影響が強いのかもしれません。
このComuoonは4月に施行された障害者差別解消法を気にいろいろな場所に導入されてきました。
わたしの地元鹿児島にある鹿児島厚生連病院もそのひとつです。
Comuoonはマイクとスピーカーが対になっており、利用者の近くに設置したスピーカーから音を聞くため、高齢者や難聴者でも窓口での会話が聞ききとりやすくなります。
画像引用:ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
この「Comuoon」はあくまで音を近くで聞くためのもので、音量を上げる装置ではありません。
そのため周囲に聞かれることもなく自然にコニュニケーションがとれるようになります。
プライバシーも守られて、安心して気軽に話せますね!大声を出さなくても大丈夫です。
これからは日本全国にこの「コミューン」が使われるようになるといいですね。
何度も聞き返すのは心苦しいものですし、回りを気にせず話せるって嬉しいとわたしはおもいます。
http://u-s-d.co.jp/
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