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2018.7.10:フリーペーパーVol.28発刊!

人工知能(AI)が人間から奪う仕事、人間に与える仕事

将棋や囲碁の世界で人工知能が本領を発揮しています。プロのトップ棋士を相手に、AIを拠り所としたソフトが次々と勝ち星を上げています。

人工知能は産業界にも進出し、熟練した技能が必要とされる専門性の高い仕事をヒトから奪う勢いです。

人間に変わってAIを駆使したロボットやソフトが活躍すれば、各企業は人件費を大幅に削減できることでしょう。

取って代わられる仕事

企業がAIに代えたい仕事とは、人件費が高く専門性の高い仕事です。

人間が行うと報酬が高くなる仕事をAIがやっててくれれば、企業としては大いに助かります。

例えば、今まで「医師」が行っていた業務をAIが担ってくれれば、人件費削減に加え、優秀な人材の確保に成功したとさえ言えるのではないでしょうか。

人工知能が手術を執刀することはできないでしょうが、膨大なデータベースであるカルテの情報を短時間で調査できれば新たな治療法の発見も夢ではなくなるでしょう。

IBM の Watson

世界49カ国25以上の業種で導入されているAI「IBM Watson」。

現在、すでに保険、小売、教育、製造、などの産業分野で活用されています。

大塚製薬とIBMは精神科分野での治療に役立てるため、精神科治療向けデータ解析サービス「MENTATメンタット)」を開発しました。

これまで、精神科治療のカルテはほぼすべてが紙媒体のものでした。

IBMのコグニティブ(認知)システム、ワトソンは、電子カルテにした宝の山とも言える過去のカルテを利用し、最善の治療法を解析します。

精神科治療履歴の数値化

精神科の治療履歴を数値化することは、これまで極めて困難でした。

同じ病状でも医師によって異なる処置がなされ、投薬方法や診断名さえ変わってしまうことがあります。

情報を数値化することにより、医療従事者の間で一定の指標を共有することが可能となりました。

テキストで存在する大量のデータは、新たな治療方針を生み出す宝の山です。

ワトソンは、人の目で行うには大変な手間のかかる膨大なデータを精査し、最も効果的な治療方針を提供します。

将棋や囲碁のソフトが人間を負かし、エンターテインメントの分野を皮切りに、AIは急速に注目を集め始めました。

人間にとって仕事を奪われることは死活問題ですが、私たちはAIと共存する社会が進みだしたという現実を踏まえなければなりません。

AIがさらにその本領を発揮するために技術を提供できるのも人間だけです。

奪われる職業もあるかもしれませんが、新たに生み出される産業に柔軟に対応することで、人間の仕事の幅はむしろ広がっていくであろうと期待されます。

https://www.ibm.com/watson/jp-ja/what-is-watson.html

via:IBM

http://www.crow404.com/2016/06/watson.html

via:からすのひろいもん

http://newswitch.jp/p/6382

via:ニュースイッチ日刊工業新聞