宅配便の再配達問題が深刻です。不在連絡票を残しても受取人から何も連絡が来ない例、再配達でも不在で再々配達する例などもあり、配達員の疲労とストレスは限界に達しています。

トラックによる度重なる配達は排気ガス問題にもつながるし、交通渋滞を引き起こす要因ともなっています。

ヤマト運輸は6月から、12時から14時までの配達を廃止する計画を発表しました。

1人世帯が増加し、代わりに荷物を受け取ってくれる家族が昼いないという利用者が増えています。他の配達業者の今後の動きも気になるところです。

再配達原則有料

自宅にもともと宅配ボックスが備えられているなら、不在再配達はめったに起きません。地元の主要な駅に通販業者が独自に受取ボックスを設置しているような主要都市でも、再配達問題はいくらか解消の兆しを見せています。

大都市でなくてもコンビニは結構ありますから、コンビニ受け取りなどの便利なサービスを利用する方法もあります。小型で軽い荷物なら、仕事帰りに近所のコンビニに寄って受け取って帰れば、決められた日時に自宅で待つ必要もありません。

不在だった再配達は原則有料にし、その代わり店舗受け取りのサービスを充実させればいいのではないかと思います。お勤めの方なら、現在も利用できる職場への配達サービスを継続して利用すればいいでしょう。

再配達を回避するために

再配達を回避するため、すでにさまざまな対策を通販業者や配送業者はとっています。

ネット通販の楽天は、全国主要都市の駅などに、楽天BOXという商品受取ボックスを設置しています。日本郵便は、ゆうパックの受取ロッカーを都内に設置しました。

それでも、受取ボックスなどのサービスは、地方ではまだ充実していません。コンビニの数もそれほど多くない地方もあるでしょうし、近所は無人駅で、有人駅までかなり遠いという地方在住者もいるでしょう。地方は産業がまばらな分、再配達問題はさらに深刻なものになるだろうと思われます。

ネット通販が普及した世の中で

お客さまがご高齢で、お米や水のペットボトル箱買いなどの荷物が大型で重い場合、自宅まで配達しなければ自分で抱えて持ち帰るのは困難という例もあります。重いものは自分で運べないから通販で買い物した、という方もいるでしょう。身体に障害があり、自分で重いものを運ぶのは難しいという方もいるでしょう。

この部分だけは、福祉の予算に頼ることはできないものかと考えます。高齢者の場合、ネット通販をそれほど頻繁に利用するか分からないのですが、配達先の受取人が障害者や後期高齢者の場合は無料で再配達し、業者が受け取る配達経費は福祉の予算から出すのです。

若くて健康な方なら、店舗受け取りはそれほど苦にならないのではないかと思いますが、難しいのは、受取店舗数も少ない地方在住の車の運転ができない足腰の弱った後期高齢者の方々への対策です。

福祉予算を充てる無料の再配達で対応したいところですが、では障害の程度は何を基準に決めるのか後期高齢者の年齢の基準、などの問題も上がってきます。

制度を逆手に取って十分足腰の元気な方が、無料再配達を希望して再配達問題が残ってしまう恐れもあります。

しかし、そういった問題を日本人の常識や善意に期待してはダメなのか、とも、思います。いまでも十分サービス過剰な日本の宅配サービスや小売業に対し、昨今はサービスを受ける側が少し辟易している風潮も見受けられます。

例えばコンビニエンスストアの24時間営業について、HIFUMIYO TIMES(ひふみよタイムズ)は記事として取り上げました。
>>もしも、コンビニエンスストアが24時間営業でなくなったら

もしも、コンビニエンスストアが24時間営業でなくなったら現在24時間営業のゆうゆう窓口に、郵便局が時間制限を設け始めています。 方針は過疎地に限定されるということでもなく、東京の大きな集配局でも21時には窓口を閉めるところが出てきました。 https://twitter.co…1234times.jp

近ごろでは、夜間の活動時間も1人世帯も増えました。通販で買った商品の配達が予測される数日後の自分の在宅状況が、購入の段階ではまだ分からないことも多いだろうと思います。

だから時間指定もできない

個人的にはコンビニ受取を頻繁に利用して便利な通販ライフを送っていますが、地方でも比較的さまざまな施設が整っている街だからできることだということも分かっています。

受取店舗をコンビニに限らず、郵便局、スーパー、市町村役場、公民館、などできるだけ広範囲に適用することで、再配達問題に関わるさまざまな負の側面を、解決に持っていけないだろうかと考えます。

“はやくて安い” ネット通販に危機が!? ~宅配サービス・過酷な実態~ – NHK クローズアップ現代+2017年3月2日(木)放送。あらゆるものが欲しいときに手に入るネット通販。「24時間以内に配送」「配送無料」など便利なサービスが次々加わり、都市部では1時間で商品が届くものも登場。市場規模は13兆円を超えるまでに急成長…www.nhk.or.jp

via:クローズアップ現代+

宅急便のサービス内容の変更について | ヤマト運輸ヤマト運輸の宅急便のサービス内容の変更についてのお知らせに関するページです。www.kuronekoyamato.co.jp

via:ヤマト運輸

【楽天市場】楽天BOX ご利用ガイド楽天BOXは楽天市場でご購入いただいた商品の「お受け取り専用」のロッカーです。お出かけ前やご帰宅時など、時間を気にせず好きな時間に商品を受け取れます。楽天市場は日本最大級のインターネット通販サイト・オンラインショッピング…event.rakuten.co.jp

via:楽天市場

コンビニ・郵便局窓口受取サービス – 日本郵便インターネット通販などで購入された商品で、ゆうパックとして発送される荷物を、コンビニや郵便局で受け取ることができるサービスです。www.post.japanpost.jp

via:日本郵便

宅配便の2割が「再配達」 どうすれば1回目で受け取れる?:イザ!宅配便の「再配達」荷物が増加の一途をたどっている現状を受け、国土交通省が対策に乗り出した。同省の検討会がまとめた業者向けの提案とは? 荷物を受け取る側として、何をすべきかを考える。www.iza.ne.jp

via:iza産経デジタル