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現代人から「ヤバい」を奪ったら表現はどうなる?実は昔からあった「若者言葉」

先日、中学校教諭が「やばい」禁止令を出したと話題になっていた。これまで当たり前のように使用していた「やばい」という表現を、なるべく「やばい」を使わない言葉で表現してみてはどうか、というものだ。今の時代「やばい」を禁止された若者たちは、どのように感情を表現するのかとても気になる。

ちなみにここでは「やばたん」も同様に、禁止になるのだろう。このように、一昔前までは若者用語とされていたような言葉も、今では大人世代も当たり前に使用している。そしてその意味合いも多様化しているようだ。

「ヤバい」「マジ」「ムカつく」は実は古くから使用されていた?

私たちは、かわいいものやかっこいいもの、とにかくイケているものを見ると「やばいやばい!」と連呼しがちだ。「やばいかわいい!」「やばいかっこいい!」など。

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本来「やばい」は、「危険・不都合」といった意味の隠語であるらしい。近年は良い意味での「まじやばい(素晴らしい!)」が目立っている。出川哲郎の「やばいよ、やばいよ〜」は、危険・不都合の意味合いが9割を占めているのではないだろうか。おそらく。

実はこの「やばい」だけではなく、「マジ」「ビビる」「ムカつく」という言葉。実はとても歴史ある言葉たちだったということはご存知だろうか。平安時代、江戸時代から使われていたとされるこの言葉たちは、現在使われている言葉の意味とは若干異なっている。

ちなみに「ムカつく」という言葉も、胸やけを起こしている際の吐き気を催している状態を指す言葉から「腹が立つ」という意味に進化してきたとされている。

TPOに合わせた敬語、使えますか?

新生活を迎え、新たに社会人としてデビューする方も多いことだろう。新たな環境で「ビビる」「マジ」を連呼するよりは、きちんとした敬語やTPOを意識した言葉使いができることにこしたことはない。

おそらく「やばい」禁止令を出した中学校の先生も、こうした大人のマナーを懸念してのことだろう。ただ、「やばい」の一言がこれほど多様な意味合いで使用されることになろうとは、平安時代の方々は想像もしなかっただろう。それだけ現代人は多様に解釈できる柔軟さ(?)を持ち合わせているのかもしれない。もしくは逆に語彙力の低下と呼ぶべきか…。

日本語はムズカシイ。多くの意味や含みを持つ日本語を、あなたは普段正しく使用できているだろうか。そんな私は日々「やばい」を連呼している気がする。周りの友人も「マジで!」「マジか!」を連呼している。将来の日本を担うであろう幼稚園児に先日「本当?」と尋ねたら「うん、マジだよ!」と返された。

想像できないほど先の未来では、また新たな言語が生み出されているのかもしれない。女子高生がSNSで使う流行りの若者言葉もマジわからないのだが、きちんとした言葉遣いもマジ難しいものだ。

ちなみに最近知って「確かによく使う…けど…!」と感心(?)困惑した言葉は「フロリダ」。”風呂に入るから(LINEを)離脱する”という意味だ。今ドキの若者言葉に胸やけを起こし、正直ムカつきそうになった。

http://news.livedoor.com/article/detail/12726427/

via:Livedoor NEWS

http://www.tenki.jp/suppl/tomo_kouda/2016/03/03/10301.html

via:tenki.jp

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