9月に入り、朝晩は心なしか涼しくなってきた。これから少しずつ、秋らしく涼しい気候になるのだなあ、と思うと、なんだか寂しいような気にもなる。昔から秋は「◯◯の秋」という言葉がたくさん出てくるように、何かをするにはうってつけの時期とも言える。その中でも皆さんがよく耳にするのは、「芸術の秋」ではないだろうか。

今回は、障害者たちが主役となった芸術を紹介していきたい。

まずは東京新宿で開催された、障害者の芸術文化を紹介する「アール・ブリュット美術展」。2020年の東京パラリンピック前にが型にはまらぬ表現方法をする作品を知ってもらおうと展示したらしいのだ。

 知的障害があり、昨年亡くなった都内の西山洋亮さんの絵は、細かくて不規則な線と色からなる。辻勇二さん(愛知県)はビルの立ち並ぶ街を俯瞰(ふかん)して描き、古久保憲満さん(滋賀県)は画面を色とりどりの車で埋め尽くした。

 ほかにも、動物の顔と人の体を組み合わせた像や、ぶつぶつが特徴的な粘土、細く切った紙など、個性的な作品が並んでいる。

こちらは今年の6月30日までの開催であり、既に終わってしまっているのが残念だ。

ではこれから開催されるイベントはないのかというと、少々先になるが今年の12月9日から11日までの3日間に開催される、「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会」がある。

こちらは愛知県での国民文化祭の一環として開催されるようだ。ひふみよベースのある鹿児島県も、昨年国民文化祭を行ったので記憶に新しい方もいるのではないだろうか。

展覧会、舞台、トークイベントと、障害者たちにスポットライトを当てた盛りだくさんな企画が目白押しだ。

展覧会では、県内から広く募集した作品だけでなく、有名な芸術家の作品、更には県外のから応募を募った作品も同時に展覧するようだ。また、プレイベントとして社会福祉施設での活動を紹介する展示会も行われる。

舞台では出演者公募による演目「親指王子」の公演や、これもまた県内外から募集した障害のある方々の舞台を発表するそうだ。

更には大学の教授を迎えてのトークイベントや、バリアフリー映画の上演など、3日間とは思えないほど充実した内容だ。愛知にお住まいの方、もしくは近隣にお住まいの方は、この機会にぜひ一度足を運んでみてはどうだろうか。

今回はこの2つを紹介したが、まだまだ探せば様々な芸術・文化の祭典がこの日本で開催されている。

こういった芸術活動は私の観点から観ると、少し誇らしい。何故かというと、普通の人と同じ生き方を普通にしてきてない私たち障害者だからこそ表現できるものもあるのではないかと思うからだ。

当たり前のことが当たり前にできないから、当たり前のやり方はしない技法が生まれるのではないかと私には思える。

このような作品に触れる事によって、障害とは特別な事ではなく、個性、特性と考えてくれる人たちが増える事を願って止まない。

東京新聞:型にはまらぬ表現で魅了 都庁で障害者作品82点展示:東京(TOKYO Web) 障害者の芸術文化を紹介する「アール・ブリュット美術展」が、新宿区の都庁第一本庁舎四十五階、南展望室で開かれている。二〇二〇年の東京パラリンピックを前に、既成…www.tokyo-np.co.jp

第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会www.powerofart-aichi.jp

via:東京新聞

via:第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会