あなたは「けものフレンズ」を知っているだろうか。
「けものフレンズプロジェクト」という名前で様々なメディアミックスを行っており、きっかけとなったスマートフォンゲームアプリから、コミック、ラジオ、そしてアニメとこれまでに様々な形で作品を発表してきた。
その中でも今現在、アニメ版の「けものフレンズ」が大流行しており、多くのファンが存在している。
しかし、そもそも「けものフレンズ」とは何なのか。よく知らない人も、中にはいるだろう。
この記事では、その人気の秘密と共に「けものフレンズ」の全貌を紐解いていく。
「けものフレンズ」って？
けものフレンズとは、ジャパリパークという場所で暮らす擬人化した動物のキャラクターたちが、そこに迷い込んだ「かばん」の正体を突き止めるために、図書館を目指してジャパリパークを冒険するというのが大きな筋書きだ。
「かばん」と出会ったサーバルキャットのサーバルが中心となり、多くのキャラクターたちが協力しあって「かばん」の謎を明らかにしていく、いわばロードムービーであるとも言える。
今年1月、アニメの放送開始直後には、第1話を見て「なんだこのアニメ」と酷評をする視聴者が多くいたが、5話を迎える頃には、けものフレンズの中毒性にはまり、SNS上ではキャラクターたちの喋り方を真似て「すごーい！」「たっのしー！」「おっもしろーい！」と叫ぶ『フレンズ』たちに溢れていた。
「けものフレンズ」が人々を惹きつけるワケ
いったい、けものフレンズの何が、それほどまでに人々を惹きつけるのであろうか。
最初は「CGの萌えキャラアニメ」とも評されたが、1話終盤にはその平穏さの中に、時折不穏な空気が流れ始めている。
かばんちゃんには片言の言葉で必死に語りかけるが、かばんちゃん以外のサーバルたちには全く反応を返さないラッキービーストという謎のロボット。
橋が壊れた川に、運転席がなくなり、錆びてしまっているバス。
しかし、それに相反して「すごーい！」「たっのしー！」とはしゃぎまわるキャラクターたち。
この不釣り合いさに「先が気になる」という気持ちが生まれてしまえば、それは「けものフレンズ」の世界に惹き込まれていく入り口となる。
また、制作サイドも相当な力を注いでいるようで、多くのメディアミックス作品が存在する中「アニメ版はアニメ版のイメージを重視する」として、フルCGを駆使しながらも、背景は手書きで描くなどといったこだわりのもと、アニメ「けものフレンズ」の世界観を作り上げているのだ。
「けものフレンズ」の行く末は？
しかし、現在「けものフレンズプロジェクト」として機能しているのはアニメ版だけである。
ニコニコ動画でアニメ第1話は100万再生を達成しているが、2015年3月16日にネクソンから配信を開始したスマートフォンゲームアプリは2016年12月14日にサービスを停止している。
また、月刊少年エースで2015年7月号から連載されていた漫画版は、1月26日に発売された2017年3月号で最終回を迎え、連載終了。
さらに2016年11月21日からHiBiKi Radio Stationで毎週月曜日に放送されていた「けものフレンズRADIO!!」は、2月13日の放送をもって「隔週放送」へと移行。
タイミングが合わなかったのか、全ての媒体が、アニメ版で人気に火がつく……という前に、終了、もしくは下火になってしまい、非常に残念な限りである。
アニメ版で花開いた「けものフレンズ」の人気。
これを機に、一度終わってしまったメディアミックス作品が、復活を遂げることはなかなか難しいことであるだろうが、現在もスマートフォンゲームアプリの復活を望むファンは多くいる。
アニメ版「けものフレンズ」が人気の最中にあることから、これを足掛けにしていくことは可能なのではないだろうか。
果たして、アニメ版のストーリー展開と「けものフレンズプロジェクト」の行く末は、どのようなものになるのか、これからも目が離せない。
http://kemono-friends.jp
https://webnewtype.com/report/article/100521/
http://www.inside-games.jp/article/2017/02/13/105308.html
via:けものフレンズプロジェクト
via:Web Newtype
via:INSIDE GAMES
via:ねとらぼ
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