通勤時間を無駄だと感じたことのある方は意外と多いかもしれない。電車やバス内での読書や勉強、マイカー通勤でのラジオなど、インプットの時間として活用できるものの、その分早く帰りたいと思っている人、その分クライアントへのメールの返信ができると仕事時間として活用したい人など。

安倍総理が「働き方改革」実現へ向け動き出している中、個人の働き方の選択肢を増やす「働き方改革」をヤフージャパンも先立って行っている印象だ。今年の4月からは一部週休3日制の導入が決定したようだ。

ゆとりある通勤時間にひと仕事

ヤフーでは、2016年9月より新幹線での通勤を認め、定期代支給は月額15万円まで。静岡・新潟県の越後湯沢・福島県の新白河から東京までは通勤圏となっている。

育児をしながら1時間20分の通勤時間で「静岡←→千代田区間」を行き来している女性社員もいるようだ。揺れない快適な新幹線内では、通勤中にパソコンを広げ一仕事終えることができるという。

地方中小企業の通勤実態

私たちの住む鹿児島での通勤事情といえば、都心に比べると圧倒的にマイカー通勤の割合が多く、駐車場完備の会社も多いもの。とはいえ電車やバス、JRなども通勤ラッシュに伴い激混みする。さらに公共交通機関は定刻よりも大幅に遅れて到着する事もザラで、本数も少ないため往復たった10kmを1時間以上かけて通勤するといった事も…。

この時間にゆっくりと本を読んだりパソコンを広げて一仕事…できたらいいのだが、混み合う時間帯は混雑し揺れる車内に立っているのが精一杯。イヤホンで何かしらを楽しんだり学びの時間に費やすのがやっと、といったとことろかもしれない。

社員のニーズに合わせた働き方は「増加」?

育児・介護をしながら働く世代が増えている。ヤフーでは、過去に介護を理由に退職しざるをえなかった社員がいたことなどから、様々な理由で働きにくい環境を改善すべく今回の新幹線通勤や自転車通勤、週休3日制の導入をスタートさせたという。通勤圏内の地方に住みながら育児や介護をし、快適に会社に通えるということは社員にとってどれだけ快適でありがたい事だろう。このような働き方もまた、大手ならではといったところだろうか。

能力を持つ社員のやむを得ない退職は、会社にとっては損失となる。

一方、皆さんの場合はどうだろうか。自分の立場に置き換えてみると、自身がやむを得ず退職に迫られた場合、会社側がポテンシャルとして捉えてくれる自信があるだろうか。またはイチ社員の都合で多くの中小企業はどこまで融通してくれるのだろうか。

職種も様々だが「リモートで可能な業務は多い」「一人辞めたところで代わりはゴロゴロといる」このように一言で済めばいいのだが、人手不足も叫ばれる現代。なかなか難しい課題だろう。

ポテンシャル採用って…

ヤフーでスタートした「ポテンシャル採用」は、入社時に18歳以上で応募時に30歳以下が条件。新卒・既卒を問わずに応募できる。スタートしたばかりとはいえ昨年に比べ数倍のペースで求人の応募がきているらしい。

政府の進める「働き方改革」だが、制度や法律を糧に「働きやすい環境になる=残業がない・早く帰れる」と思っている人もまだまだ多いような気がする。個人的にはそんな単純なものではなく、効率化を図りながらも会社に利益を生める可能性のある社員が”ポテンシャル”として採用されるのではないかと感じる。働き方は個人でも改革可能だ。

十分な能力を持ち、やるべき事を効率的に行っていれば、在宅ワークだろうが長距離通勤手当を支給しようが、私が人事担当や経営者で余裕があったなら(笑)、喜んで採用したいものだ。ただ、この「ポテンシャル採用」にも賛否両論あるようだ。

「ポテンシャル採用」導入 ヤフーの宮坂学社長が語る働き方改革 – ライブドアニュースヤフーの宮坂学社長が「ポテンシャル採用」導入の真意について語っている。スキルが身に付いていない若い世代に求める人材がいるかもしれないと指摘。他にも新幹線通勤や自転車通勤を認めるなど、働き方改革を目指しているnews.livedoor.com

ヤフー 4月から一部週休3日制導入へ|日テレNEWS24www.news24.jp