「また漫画ばっかり読んで!宿題しなさい!」と親から怒られた経験のある方は多いだろう。今や漫画は世界的にも注目されている日本の誇れるクールジャパンなカルチャー「MANGA」だ。

今現在の親世代の方々は、マンガは単なる”娯楽”ではなく、”学び”として捉えている人も多いのではないだろうか。私自身、幼少期に「スラムダンク」を読んでいなければ、不良と呼ばれる人たちの背景を想像したりはしなかったし、スポーツを通しての”崖っぷち”に追い込まれる感覚やスポーツを通しての青春を一生想像することはできなかったかもしれない。

あなたにとての学習マンガは何?

今思うと、学校の図書館で「歴史マンガ」をたくさん読んでおけばよかったと思うものの、当時の私にとっては劇画調な歴史マンガはあまり受けつけなかった。武将の名前をよく知っている人は「歴史マンガ」出身者が多い。

友情の素晴らしさを教えてくれたもの、落ち込んでいた時に背中を押してくれたもの、人生においてのターニングポイントとなったものなど、様々なマンガが存在する。あなたの人生において学びの多かった「学習マンガ」は何だろうか。

楽しんで学ぶ!日本財団「これ学マンガ」プロジェクト

2015年度から、新しい世界や学びを発見できるマンガを選出・発表し、作品を広く世の中に広める目的で「これも学習マンガだ!世界発見プロジェクト」が始動している。マンガの持つ「楽しさ・分かりやすさ・共感力」に着目し社会をより良いものにしていくことを目的としているこの事業は、誰もが一度は味わった「楽しみながら学びたい」を実現する注目のプロジェクトだ。

2017年 みんなの「学習マンガ」総合ランキング!

昨年10月から今年の1月12日まで同プロジェクトによる、みんなの「学習マンガ」総合ランキングが募集されていた。2016年の12月中旬の中間発表によると、1位「寄生獣」2位「宇宙兄弟」3位「ドラえもん」4位「はじめの一歩」「ブラック・ジャック」6位「ちはやふる」7位「ヴィンランド・サガ」「ジョジョの奇妙な冒険」9位「キャプテン」「MASTER キートン」10位「日出処の天子」とのこと。

中間発表の結果を見ると、同票のものが多い。どれも人気の学習マンガのようだ。この10位に入っていない漫画もかなりの数があることがうかがえる。あなたが読んだことのあるマンガはランクインされていただろうか。

小さい頃に「もっと漫画を読め」と教え込まれていたり、全教科書が漫画になっていたり、担任の先生が授業中に良い漫画を紹介してくれる授業などがあったら、知識はもっと豊富だったかもしれない。それくらい漫画から学ぶ事は多い。現実的ではない冒険マンガも、こんなに上手くいくわけがない、というようなスポーツマンガや恋愛マンガも、子供にとっては未知の世界であり想像力を掻き立てる立派な学習教材になりうる。

現実に落としこんで理解できなかった商業化の簿記も、お店ごっこではなく「働きマン」や「BAKUMAN」のように、とある職業をこれでもかとリアルに描いてくれていたらもっとわかりやすかったのに…と簿記検定に落ちた過去を環境のせいにして悔やんでいるが、マンガのように子供の興味を引き楽しみながら学べる方法があったなら…と振り返ることは幾度とある。特に10代にとってのマンガには計り知れない影響力があるはずだ。

もしも私が小学校の教員だったなら(妄想)、妖怪ウォッチでどんどん妖怪の名前や由来、歴史について学んでもらいたいし、ONE PIECEで友情の素晴らしさや好奇心、冒険心を培ってもらいたい。保健室にはチョッパーの帽子をかぶった先生がいたり、体育の授業ではひたすらバスケットボールでダムダム…時にはタプタプさせたいものだ。

「マンガの授業」もいつかは科目として登場する日が来るかもしれない。部活動生もスポーツマンシップをマンガで学ぶことがあるかもしれない。そうなったらおもしろい。

via:これも学習マンガだ!世界発見プロジェクト

マンガは「学習」に役に立つか? 「マンガは娯楽」のレッテルに立ち向かうプロジェクト「マンガばかり読んでいないで勉強しなさい」。幼い頃、親や教師からそんな風に怒られたことがある人は多いのではないか。マンガは娯楽性が高く、趣味のもの、もしくは暇つぶしのもの、子どもが読むものといった認識が一昔前までは常識だ…blogos.com

via:BLOGOS