「苗字」とは不思議なものです。
そもそも「読めない名前」として近年話題になったのは「キラキラネーム」と呼ばれる、「姓名で言うところの名のほう」かつ「漢字から読み方を推測しづらいもの」ですが、苗字のほうも難解なものはたくさん存在しているのです。
身近なところでいうと、読みで「アベ」さんは漢字ではいったい、「阿部」なのか「安倍」なのか、それともこのどちらでもないのか、など。
そして、漢字で見たときの場合、2文字目の読みに濁点がつくのかつかないのか、は、ひそかに我々を戸惑わせます。
読みも複数存在し、漢字に至っては驚くほど存在するのが「ワタナベ」・「ワタベ」さん。
変換に迷うこと必至でしょう。特に「辺」と思われる部分。
よく間違われると言う「ハギワラ」さんと「オギワラ」さん。
「萩(はぎ)」と「荻(おぎ)」は別物なので「片方をおぼえるともう片方も間違わない戦法」で「秋の萩」で漢字をおぼえるといいと聞きました。
(しかし「荻」も季節で分けると秋に分類されるとか…。確か季語で…。)
ちなみに「おはぎ」の「はぎ」も「萩」のことだそうで、秋の彼岸・萩の季節のものを「おはぎ」春の彼岸・牡丹(ぼたん)の季節のものを「ぼたもち」というとか。
今とは季節の捉えかたが違うでしょうけれど…。
そして、「苗字あるある」と言えるかどうかはわかりませんが、苗字が左右対称の漢字のひとは子供に名前をつけるときやっぱり左右対称の漢字を選んでいることが少なからずあるように思います。
基本的に「苗字」は自身でつけることはできません。
しかし、苗字もあなたのアイデンティティーなのです。
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