人は誰しも皆、小さい頃から「教育」を受けて育ちます。両親、学校の先生、身の周りの人々…など等、色んな人から多くのことを学んでいきます。たとえ障害がある人でも、そこももちろん「平等」ですよね?では、誰もが「平等」に教育を受けられるようにするために大事なこととは何でしょうか?
いざ解決!!「黒板の文字が見えない」問題
例えば、「黒板の文字が見えない」という車椅子ユーザーの学生の場合。
情報源として肝心な黒板の文字が見えなければ、そこでせっかくの学ぶ機会が失われてしまいます。黒板の文字が見えないということであれば、まず「どうして見えないのか」理由を見つけ、そして、「どうしたら見えるようになるか」を考えていく必要があります。
黒板からの距離が遠いために字が見えないとすれば、その人が座る席を前にしたり、見える位置にしたりして、文字が見えるように配慮します。そうすれば、黒板の文字を見ることができ、周りのみんなと同じように授業に参加することができます。
https://twitter.com/zeit_/status/800937150317400064
障害に応じてそれぞれ適切な配慮をしていこう!!
障害の種類も人によってさまざまですので、それぞれの障害に応じて適切な配慮が必要です。
耳の不自由な学生は、先生や講師が何を話しているのか分かりません。しかし、手話通訳や要約筆記があれば、話している内容を文字として受け取ることができます。目の不自由な学生は、教科書を読むことができません。しかし、点字の教科書があれば、内容を読むことができます。音声読み上げのツールなども活用すれば、より内容を受け取りやすくなるのではないでしょうか。
たとえ、そのままでは「できない」ことがあったとしても、それぞれに合った工夫をすればしっかり「できる」ようになるんです!!くぅ~♪
赤色レーザーポインターは色覚異常者には見えないので(日本人男性だと5 %),北里大学一般教育部では使用しないと決まったのが1年前のことだったのですが,このキマリが守られてないという情報が寄せられたので,しかるべき箇所に伝えます. #バリアフリー
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) November 27, 2016
少しの思いやりが「できない」を「できる」に変えていく
「できない」を「できる」に変えられる環境を作っていくためには、思いやりが大事です。先ほどの黒板の文字の例で示すと、学校の先生や周りの友達がその人のことを考え、「見えない」状況を作ってしまっているバリアを見つけ、どのように配慮をしたらそのバリアを解消し、黒板の文字が「見える」ように変えられるかを考えていきます。そこでできたアイデアを実行することで、「黒板の文字が見えない」というバリアをスッキリ解消することができるのです。そうした周囲の思いやりがあることで、「できない」が「できる」に変わっていきます。ほんの少しの思いやりだとしても、それがバリアフリーへの大きな第一歩になります!!
若い先生や学生に、特別支援教育=インクルーシブ教育=バリアフリーの教室づくり、だということをどんどん学んで欲しい。横浜とか東京でも開催してもらえたらもっといいなあ。 https://t.co/m41s09QViI
— yukicaw (@yukicaw) October 7, 2016
みんなの学校が、バリアフリー映画館のCinema Chupki Tabataで上映されています。https://t.co/HUVjVQplc9
みん名の学校について
映画「みんなの学校」の校長先生が語るインクルーシブ教育とは?https://t.co/ZuFOpv7cez— NPOボランティア情報・ウェブ上のボラセン「NPO新聞」 (@NPOnews) October 3, 2016
みんな平等な教育現場を作っていくために「思いやり」と並んでもう一つ重要なものとは、やはり「対話」です。つまり、先生や周りの友達なども一丸となってお互いに話し合い、理解し合える関係を作るのです。どこが不自由で困っているのか、何をしてあげたら問題を解消できるのか、などお互いに「対話」し合いながら気持ちを共有できれば、「教育のバリアフリー化」もより進めやすくなるのではないでしょうか。
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